45年前、ほんの少しの事で娘を失い、生き残った母が居た。
母は、45年間、毎日のように後悔の中で生きてきた。
たった一度の人生だからこそ、悔みきれない事がある。
忘れられない事がある。
何故、自分は、あの時、娘を・・・と。
ほんの偶然が自分を生き残らせ、
娘は行ってしまった。
45年という長い間・・・かあちゃんもね・・・
浮かれたこの時、愛とささやくが
誰もが一つの愛を失えば次の愛を見つけ
愛とささやく。
娘の写真を飾る、写真立てが悲しげだよ、
50回忌をするというその思いがせつないよ、
人はこんな気持ちを知るために生まれたのか。
僕はここに人生があると思う。
他人が思うより僕達は悲しくない。
思い出すと夜も眠れなくなるといい、
50回忌をした一月後、その人は娘の所へ行った。
悲しみはある、けれど、その悲しみも母のものだ。
「おじいちゃん、おばあちゃんと遊べていいね。
おかあちゃんももうすぐ行くからね。」
数珠を手に、50回忌で祈る母親の言葉なんだ。
2012年12月29日土曜日
遠い昔に思い描いていた夢は
かなえる事も出来ず
いつの間にかそれが夢でさえなかったと
その姿を思うようになる。
何かをかなえたくてかなえられなくて
それが何だったか
僕を揺り動かしたものを失い
何故自分がここに居るのかさえ分からなくて。
それが夢でなかったとしても
あの頃の自分が行きつく所まで行って
初めて少しだけど分かりだした事がある。
それが無駄だなんて少しも思えない。
誰もがこういう風にして道を歩いているのなら
僕はもう一度夢を掘り起こしてみようかと思う。
もしあの夢が今でもかけがえのない夢だとしたら
今の僕には数人の友人が居ると言える事だろう。
あの夢はきっとみんなで夢見ていたのだろう。
残念だけどかなえられなかった一人一人の夢。
だけどもう一度新しい夢をかなえようと始める。
誰もが失えないこの気持ちは。
僕の夢はこの友情の夢なんだ。
かなえる事も出来ず
いつの間にかそれが夢でさえなかったと
その姿を思うようになる。
何かをかなえたくてかなえられなくて
それが何だったか
僕を揺り動かしたものを失い
何故自分がここに居るのかさえ分からなくて。
それが夢でなかったとしても
あの頃の自分が行きつく所まで行って
初めて少しだけど分かりだした事がある。
それが無駄だなんて少しも思えない。
誰もがこういう風にして道を歩いているのなら
僕はもう一度夢を掘り起こしてみようかと思う。
もしあの夢が今でもかけがえのない夢だとしたら
今の僕には数人の友人が居ると言える事だろう。
あの夢はきっとみんなで夢見ていたのだろう。
残念だけどかなえられなかった一人一人の夢。
だけどもう一度新しい夢をかなえようと始める。
誰もが失えないこの気持ちは。
僕の夢はこの友情の夢なんだ。
2012年12月15日土曜日
2012年12月2日日曜日
2012年11月24日土曜日
2012年11月19日月曜日
2012年11月11日日曜日
2012年11月4日日曜日
2012年10月29日月曜日
2012年10月21日日曜日
2012年10月15日月曜日
2012年10月8日月曜日
この国で、色々な街で、多くの人を見た。
だが、どれもこれも、集まりに過ぎない。人間という言葉は、
生物という言葉とは違う。人間は生物ではない。
この街で、今、原子爆弾が爆発したら、多くの人が死に至る。
だが、それは十分ありうるのだ。
多くの虫が殺されるように、この人達も殺される。
殺虫剤の代わりに爆弾が使われて。
同じ人の形をしているから分からないのだが、
犬でも感じてるように、家族だとか、恋人なんぞは、
消えてゆく。
昇りゆく階段の上で、俺は、ここには、
人間の尊厳がないのだと、
繰り返し思った。
殺されても何も言い返せない。
そして、殺す者達も、また、
道を歩むのだ。奈落の底へと続く、
断崖へと。
(9/2)
だが、どれもこれも、集まりに過ぎない。人間という言葉は、
生物という言葉とは違う。人間は生物ではない。
この街で、今、原子爆弾が爆発したら、多くの人が死に至る。
だが、それは十分ありうるのだ。
多くの虫が殺されるように、この人達も殺される。
殺虫剤の代わりに爆弾が使われて。
同じ人の形をしているから分からないのだが、
犬でも感じてるように、家族だとか、恋人なんぞは、
消えてゆく。
昇りゆく階段の上で、俺は、ここには、
人間の尊厳がないのだと、
繰り返し思った。
殺されても何も言い返せない。
そして、殺す者達も、また、
道を歩むのだ。奈落の底へと続く、
断崖へと。
(9/2)
2012年9月30日日曜日
俺は、今になって、ようやく失恋の痛みというものを
感じる様になった。
今まで、何をしてきたのかと問われても、
それを卵のように守っていた、としか答えようがない。
誰もがみな、あの日に置いてきたものかも
知れないが。
俺は、あの日にもう一人の自分を失ったような気がする。
その俺が、俺から何を奪っていったのかは分からない。
そいつが、今、どの空の下を歩んでいるのかも分からないが、
俺にとっての一生とは、そのもう一人の自分を捕えて、
本当の自分の姿に戻るという事かもしれない。
今の俺を慰めてくれるのは、
世界中のどの女でもなく、唯一人のその恋人でもない、
と気付いた時に、俺は一つの爆発を味わったのだと思う。
― 遠い将来、失った自分が戻ることはなく、木の幹のようにその傷口は塞がれる。
感じる様になった。
今まで、何をしてきたのかと問われても、
それを卵のように守っていた、としか答えようがない。
誰もがみな、あの日に置いてきたものかも
知れないが。
俺は、あの日にもう一人の自分を失ったような気がする。
その俺が、俺から何を奪っていったのかは分からない。
そいつが、今、どの空の下を歩んでいるのかも分からないが、
俺にとっての一生とは、そのもう一人の自分を捕えて、
本当の自分の姿に戻るという事かもしれない。
今の俺を慰めてくれるのは、
世界中のどの女でもなく、唯一人のその恋人でもない、
と気付いた時に、俺は一つの爆発を味わったのだと思う。
― 遠い将来、失った自分が戻ることはなく、木の幹のようにその傷口は塞がれる。
2012年9月23日日曜日
風を感じて欲しい。
秋の風を、そして、夜の空を見上げて欲しい。
空にたなびく雲を愛して欲しい。
秋の高い空を知って欲しい。
冬に吹く風のすがすがしさを知って欲しい。
僕は、この世で風が一番好きだ。
それを君に伝えたかった。
そして、林の中を通り抜け、
小さな町の外れにある、
小さな里に連れて行ってあげる。
そこに降り積もる雪や、
夜空に輝く星を知って欲しい。
この国のあらゆる街の、
ちょっとした木陰に
必ずある風のささやきを、
知って欲しいと思う。
それらを愛してもらいたい。
本当に美しく永遠に力強いものは、そういうものだと思うから。
もっと伝えたい事はある。けれど、僕が生まれて、
本当に伝えたいものは、この事だけだと思う。
僕が知っているこの世界の素敵なものを、
君に知ってもらいたい。
君が、知っているそれらのものが、
いつまでも君の事を守ってくれるはずだから。
秋の風を、そして、夜の空を見上げて欲しい。
空にたなびく雲を愛して欲しい。
秋の高い空を知って欲しい。
冬に吹く風のすがすがしさを知って欲しい。
僕は、この世で風が一番好きだ。
それを君に伝えたかった。
そして、林の中を通り抜け、
小さな町の外れにある、
小さな里に連れて行ってあげる。
そこに降り積もる雪や、
夜空に輝く星を知って欲しい。
この国のあらゆる街の、
ちょっとした木陰に
必ずある風のささやきを、
知って欲しいと思う。
それらを愛してもらいたい。
本当に美しく永遠に力強いものは、そういうものだと思うから。
もっと伝えたい事はある。けれど、僕が生まれて、
本当に伝えたいものは、この事だけだと思う。
僕が知っているこの世界の素敵なものを、
君に知ってもらいたい。
君が、知っているそれらのものが、
いつまでも君の事を守ってくれるはずだから。
2012年9月13日木曜日
湾岸戦争に行った友人に宛て
その遠い国から、
早く帰ってこい。
うまいものを用意して待っているから。
うまい酒を飲もう。
遠い国の出来事よりも、
遠い国の青い空の事を思っている。
その地の果てまで続く砂漠と、
美しい星空を、
みやげに帰って来い。
俺達は、うまい食いものを用意して
待っている。
うまい酒も、ここにある。
早く帰ってこい。
うまいものを用意して待っているから。
うまい酒を飲もう。
遠い国の出来事よりも、
遠い国の青い空の事を思っている。
その地の果てまで続く砂漠と、
美しい星空を、
みやげに帰って来い。
俺達は、うまい食いものを用意して
待っている。
うまい酒も、ここにある。
2012年9月3日月曜日
2012年8月29日水曜日
2012年8月6日月曜日
誰が悪いという訳ではないけれど
誰にも責任がない訳じゃあない。
この街は、忘却の街だから、
人から大切なものを次々と奪ってゆく。
だから、街を歩く人々は、何も覚えていない。
家路を行く多くの人達よ、
忘れてしまったかも知れないが、
全ての人に責任はある、僕にも。
祈りは余りに悲しくて、
世界の中で支えきれるのだろうか。
昨日まで帰ってくると信じていた、
その一人の人間を、
世界の全てが、今、殺そうとしている。
暗闇の果てに街明かりがあって、
大きな川が流れている。
降る雨が、やさしい雨であるように。
これが世界というやつなのだ。
重たく肩の上にのしかかってくる、
僕の友人を殺そうとして、
人を悲しませるのが、
僕達の地球だ。
僕は信じている。
誰にも責任がない訳じゃあない。
この街は、忘却の街だから、
人から大切なものを次々と奪ってゆく。
だから、街を歩く人々は、何も覚えていない。
家路を行く多くの人達よ、
忘れてしまったかも知れないが、
全ての人に責任はある、僕にも。
祈りは余りに悲しくて、
世界の中で支えきれるのだろうか。
昨日まで帰ってくると信じていた、
その一人の人間を、
世界の全てが、今、殺そうとしている。
暗闇の果てに街明かりがあって、
大きな川が流れている。
降る雨が、やさしい雨であるように。
これが世界というやつなのだ。
重たく肩の上にのしかかってくる、
僕の友人を殺そうとして、
人を悲しませるのが、
僕達の地球だ。
僕は信じている。
世界がどこかへ行こうとしている。
俺達は知ってか知らずか、
その時代に生まれた。
神様が、この時代に生れよ、と言った為か?
誰もが生きてゆかなければならない。
決してりっぱな世界ではない。
全てのものが毒で一杯で、星も青空も霞んでしか見えない。
だが、人の歌はいつでも美しいし、
人の熱い語りは、俺達の中で星にまで届く思いになる。
やはり美しい世界だろう。
生きてゆく価値のある世界だろう。
この国で好きな人がいて、日々を生きているけれども
遠い国にお前がいる事を思うと、
俺の肩に世界の重みを感じる事があるんだ。
お前が砂漠を歩む姿を思う。
その空も、その地の風も知らないけれど、これが世界なのだと思う。
俺がこの国にいて、遠く離れた国にお前がいる。
俺達はかくあるために今まで来たのか?
そうなのかもしれない。
俺は祈っているから、祈りは何よりも強い力だと信じているから。
この世界はずっと祈る人々と供に歩んできたはずだから。
何も案ずる事などないじゃないか、かくある如く歩め。
俺達の道を、俺達の星を、かくある如く歩め。
俺達は知ってか知らずか、
その時代に生まれた。
神様が、この時代に生れよ、と言った為か?
誰もが生きてゆかなければならない。
決してりっぱな世界ではない。
全てのものが毒で一杯で、星も青空も霞んでしか見えない。
だが、人の歌はいつでも美しいし、
人の熱い語りは、俺達の中で星にまで届く思いになる。
やはり美しい世界だろう。
生きてゆく価値のある世界だろう。
この国で好きな人がいて、日々を生きているけれども
遠い国にお前がいる事を思うと、
俺の肩に世界の重みを感じる事があるんだ。
お前が砂漠を歩む姿を思う。
その空も、その地の風も知らないけれど、これが世界なのだと思う。
俺がこの国にいて、遠く離れた国にお前がいる。
俺達はかくあるために今まで来たのか?
そうなのかもしれない。
俺は祈っているから、祈りは何よりも強い力だと信じているから。
この世界はずっと祈る人々と供に歩んできたはずだから。
何も案ずる事などないじゃないか、かくある如く歩め。
俺達の道を、俺達の星を、かくある如く歩め。
それは何んであったのか?
星座だったのかも知れないし
声の美しさかも知れない。
彼女は女神だったのかも知れないし
それは母であったのかも知れない。
美しさは彼女の肉体かも知れないし、
だが、なつかしい、あの人の心であったかも知れない。
本当は星になるのかも知れないが、
きっと、夫婦であるかぎり、人の一生は、
二人が死ぬまで続くと言う事を、
知っていたのかも知れない。
僕のこの世の生が終わるのは
彼女が死んで僕が往くまでか、
僕が死んで彼女が看取られるか、
迄なのだと思う。
今の僕には、この船の行く先は、何も感じられない。
だが、僕はどこかへ行こうとし、何かになろうとしている、
その空間だけは、口を開けて待っているのだ。
8/6
星座だったのかも知れないし
声の美しさかも知れない。
彼女は女神だったのかも知れないし
それは母であったのかも知れない。
美しさは彼女の肉体かも知れないし、
だが、なつかしい、あの人の心であったかも知れない。
本当は星になるのかも知れないが、
きっと、夫婦であるかぎり、人の一生は、
二人が死ぬまで続くと言う事を、
知っていたのかも知れない。
僕のこの世の生が終わるのは
彼女が死んで僕が往くまでか、
僕が死んで彼女が看取られるか、
迄なのだと思う。
今の僕には、この船の行く先は、何も感じられない。
だが、僕はどこかへ行こうとし、何かになろうとしている、
その空間だけは、口を開けて待っているのだ。
8/6
2012年7月29日日曜日
修羅の道へと私は進む
今万感の想いを込めて汽笛が鳴る(銀河鉄道999)
一番愚かな事をした人達は、そのことに永久に気づかないのだ
人は何を残して去って行くのだろう
お前に踏まれるために私はここにいるのだ、と(沈黙)
秋の始まりの一夜
ひとこと、君に言いたい
地球が動いた、息をはいた、
ジョバンニは、そのカムパネルラはもうあの銀河の外れにしか居ないという気がしてしかたなかったのです。(銀河鉄道のよる)
夜の街を走れば、秋の風が吹いている
川瀬の音が山に来る、春の光は、石のようだ (悲しき朝)
今日という日は何もない1日でした
夕暮れを走る700系
予感とは的中するためにある
君が上からやってくる
いよいよここが正念場(ジャイアントロボ THE ANIMATION ~地球が静止する日~)
今万感の想いを込めて汽笛が鳴る(銀河鉄道999)
一番愚かな事をした人達は、そのことに永久に気づかないのだ
人は何を残して去って行くのだろう
お前に踏まれるために私はここにいるのだ、と(沈黙)
秋の始まりの一夜
ひとこと、君に言いたい
地球が動いた、息をはいた、
ジョバンニは、そのカムパネルラはもうあの銀河の外れにしか居ないという気がしてしかたなかったのです。(銀河鉄道のよる)
夜の街を走れば、秋の風が吹いている
川瀬の音が山に来る、春の光は、石のようだ (悲しき朝)
今日という日は何もない1日でした
夕暮れを走る700系
予感とは的中するためにある
君が上からやってくる
いよいよここが正念場(ジャイアントロボ THE ANIMATION ~地球が静止する日~)
深夜、何もないテレビを一人で見ている
今夜、殺セ殺セの声が日本中を覆う。
どうしようもなく寂しいとか
訳も分からない怒りとかが
単純な言葉にしかならない。
幾つもの言霊が飛び交い
豊国と呼ばれた頃に比べると
この国はどの時代よりも。
「ただ生まれて、死ぬだけだろ」
誰もが、一人ぼっちでテレビを見ても
どこかで、何か新しい事が始まっている。
それは君の体の中であったり
知らない土地の話であったり
生涯気付かない事だったりする。
それでもこの時代の風に吹かれている以上
君はその全てを受け入れているはずで
どの時代よりも僕たちは。
「新しく難しい時代を生きている」
夢の中、彼女の中、秋の香り煙草が流れて
雑踏の中を一人きりだったり
家の中が薄暗くて静かで一人でいる時には
何でもいいからテレビでもつけてみて
そこに映し出されている誰かを見てみる。
のっぺりとした画像からは
何も伝わらないかも知れない
それでも君は呟く。
「こんにちは、自分」と....
2000/09/20
今夜、殺セ殺セの声が日本中を覆う。
どうしようもなく寂しいとか
訳も分からない怒りとかが
単純な言葉にしかならない。
幾つもの言霊が飛び交い
豊国と呼ばれた頃に比べると
この国はどの時代よりも。
「ただ生まれて、死ぬだけだろ」
誰もが、一人ぼっちでテレビを見ても
どこかで、何か新しい事が始まっている。
それは君の体の中であったり
知らない土地の話であったり
生涯気付かない事だったりする。
それでもこの時代の風に吹かれている以上
君はその全てを受け入れているはずで
どの時代よりも僕たちは。
「新しく難しい時代を生きている」
夢の中、彼女の中、秋の香り煙草が流れて
雑踏の中を一人きりだったり
家の中が薄暗くて静かで一人でいる時には
何でもいいからテレビでもつけてみて
そこに映し出されている誰かを見てみる。
のっぺりとした画像からは
何も伝わらないかも知れない
それでも君は呟く。
「こんにちは、自分」と....
2000/09/20
2012年7月22日日曜日
どうも僕達は、
一番だの二番だのと、
そういう事ばかりに興味を持つ。
人は人よりも優れているか、
または劣っているかと、
そればかりを考えているのだ。
一体それ以外に他のものと分けることを知っているのか?
あらゆる本が、たんすが、机が、
一つに混ざり合おうとしている。
そして空になろうとする時、風が、そうだよと言う。
だから人は空を愛すのだ。
然し、人は何時までたっても人だから、
本や机などを返してしまえない。
いっそ海にでも流しちまおうかといぶかる。
人に残された物たちは後悔ばかりしているであろう。
戦いを知らぬものは、戦いとは、
順序良く並ぶ事だと思っている。
でなければ滅びるか生き残ることのどちらかだと考えている。
だが、闇の中で、
山奥にぽつりと明かりの燈っている家々の中に住む
白髪の爺は何んと言うであろうか。
外で虫が鳴いて、風が駆け廻り、草を揺らしている。
一番だの二番だのと、
そういう事ばかりに興味を持つ。
人は人よりも優れているか、
または劣っているかと、
そればかりを考えているのだ。
一体それ以外に他のものと分けることを知っているのか?
あらゆる本が、たんすが、机が、
一つに混ざり合おうとしている。
そして空になろうとする時、風が、そうだよと言う。
だから人は空を愛すのだ。
然し、人は何時までたっても人だから、
本や机などを返してしまえない。
いっそ海にでも流しちまおうかといぶかる。
人に残された物たちは後悔ばかりしているであろう。
戦いを知らぬものは、戦いとは、
順序良く並ぶ事だと思っている。
でなければ滅びるか生き残ることのどちらかだと考えている。
だが、闇の中で、
山奥にぽつりと明かりの燈っている家々の中に住む
白髪の爺は何んと言うであろうか。
外で虫が鳴いて、風が駆け廻り、草を揺らしている。
2012年7月15日日曜日
現在という時代は、既に何かが悪いというような時代ではない。
世界そのものが病んでおり、誰一人としてその難から逃れられる者はいない。
その事をはっきりと認識していないと流れる。
自分は病んでいないなどとは思わぬ事だ。
誰でもあの病が分かる程には身近にある。
あの夢のような事件が分からないと言う者には、この時代を語る事は許されぬ。
正しく、どんな評論をする事もできない、その起こった事を、そのまま、書くしかないという程にあの事件は複雑だ、小説にしかならない。
一つだけ聞くのであれば、現代の何が彼を生んだのか。
あの事件は、あのような事件を起こした者が、社会に対するコミュニケーションを取ったという事ではなかろうか。
捕まった時に、彼は普通の人間に戻ったはずである。
それまで、彼は、一体何者であったのだろうか。
あの夕陽は何を見ていたのだろうか。
彼はまるで人と話すのが嬉しいとばかりに話をしたそうである。
社会と係わりを持つためにあの手紙を送った如く、係わりがない故に、あの事は起こりえた。
もしこう考えるなら、彼には友人が一人もいなかったのである。
彼の友人とは、社会と交わる事そのものだったのだ。
世界そのものが病んでおり、誰一人としてその難から逃れられる者はいない。
その事をはっきりと認識していないと流れる。
自分は病んでいないなどとは思わぬ事だ。
誰でもあの病が分かる程には身近にある。
あの夢のような事件が分からないと言う者には、この時代を語る事は許されぬ。
正しく、どんな評論をする事もできない、その起こった事を、そのまま、書くしかないという程にあの事件は複雑だ、小説にしかならない。
一つだけ聞くのであれば、現代の何が彼を生んだのか。
あの事件は、あのような事件を起こした者が、社会に対するコミュニケーションを取ったという事ではなかろうか。
捕まった時に、彼は普通の人間に戻ったはずである。
それまで、彼は、一体何者であったのだろうか。
あの夕陽は何を見ていたのだろうか。
彼はまるで人と話すのが嬉しいとばかりに話をしたそうである。
社会と係わりを持つためにあの手紙を送った如く、係わりがない故に、あの事は起こりえた。
もしこう考えるなら、彼には友人が一人もいなかったのである。
彼の友人とは、社会と交わる事そのものだったのだ。
2012年7月9日月曜日
2012年7月2日月曜日
2012年6月18日月曜日
この空が飲み込んでいる
毎日吐き出される大地の声。
雑踏の中で夢見ている人々の足音。
何んと穢らわしい夢の数だ。
幾つもの詩が失敗して吐き捨てられていた。
空が見ていた。
哀しくはない、けれど、自信はない。
いつか急に落ちてくるかも知れない。
なんと汚れた大地だろう。
この雑踏の真上の空が美しいのは
永遠だろうか?
僕が指さす天の真上に、
満月が、高く、白く、輝いている。
雲の流れも、街灯も、
隠す事はできない、夜の星も、
この月も、輝くだけで
人は問ふばかりだ。
いま月を見ている人が僕一人でない様に
過去に見ていた若人がいた。
彼は何を口ずさんでいたのだろう。
月が語る言葉を静かに聞いていたのだろうか?
あらゆるものから眼を反らしたくなる。
汚れきった虚しさに立ち止まる。
遠ざかってゆくと僕の力は失せてゆく。
次から次へと僕の歩みの幅は小さくなる。
月が空を流れてゆく。
それから流れる音が
地上の音を打ち消す。
その音はどこにいても同じだから、
僕はここに居る。
だが、自分が何者だろうと
空が明るくなるには、まだ時間がある。
その音を聞くには
何もいらないはずだと思い見続けた。
東京を薄暗い霧が覆っている。
毎日吐き出される大地の声。
雑踏の中で夢見ている人々の足音。
何んと穢らわしい夢の数だ。
幾つもの詩が失敗して吐き捨てられていた。
空が見ていた。
哀しくはない、けれど、自信はない。
いつか急に落ちてくるかも知れない。
なんと汚れた大地だろう。
この雑踏の真上の空が美しいのは
永遠だろうか?
僕が指さす天の真上に、
満月が、高く、白く、輝いている。
雲の流れも、街灯も、
隠す事はできない、夜の星も、
この月も、輝くだけで
人は問ふばかりだ。
いま月を見ている人が僕一人でない様に
過去に見ていた若人がいた。
彼は何を口ずさんでいたのだろう。
月が語る言葉を静かに聞いていたのだろうか?
あらゆるものから眼を反らしたくなる。
汚れきった虚しさに立ち止まる。
遠ざかってゆくと僕の力は失せてゆく。
次から次へと僕の歩みの幅は小さくなる。
月が空を流れてゆく。
それから流れる音が
地上の音を打ち消す。
その音はどこにいても同じだから、
僕はここに居る。
だが、自分が何者だろうと
空が明るくなるには、まだ時間がある。
その音を聞くには
何もいらないはずだと思い見続けた。
東京を薄暗い霧が覆っている。
2012年6月10日日曜日
2012年6月4日月曜日
23回目の秋がきました。
二度と会えないこの空を見る哀しみを
遠くにいる君は分かってくれるのだろうか。
同じ空など君と僕の所にはない。
空に青色の雲がたなびき
赤く染められて流れてゆく。
この地上で
空は僕の方へと流れる。
これは終末の空だ、
だが、
僕たちは自由だ。
広い広い夜の空の下に光る月がありました。
十五夜の白く輝く月でした。
まっ暗な部屋で寝ころんで見上げるその月は
窓辺にやってきた、異国の人のようであり
太古以来変わらず、
人が変わっても、
輝く月でした。
せつない歌はもう終わりました。
今は哀しい歌です。
秋の空に感じる青色に染まり
溶けてゆきたい。
夜の道をゆくあの雲の大団にのり
どこかに連れていってもらいたい。
風が吹いて、僕はどこにも行かない。
ここに居る。
二度と会えないこの空を見る哀しみを
遠くにいる君は分かってくれるのだろうか。
同じ空など君と僕の所にはない。
空に青色の雲がたなびき
赤く染められて流れてゆく。
この地上で
空は僕の方へと流れる。
これは終末の空だ、
だが、
僕たちは自由だ。
広い広い夜の空の下に光る月がありました。
十五夜の白く輝く月でした。
まっ暗な部屋で寝ころんで見上げるその月は
窓辺にやってきた、異国の人のようであり
太古以来変わらず、
人が変わっても、
輝く月でした。
せつない歌はもう終わりました。
今は哀しい歌です。
秋の空に感じる青色に染まり
溶けてゆきたい。
夜の道をゆくあの雲の大団にのり
どこかに連れていってもらいたい。
風が吹いて、僕はどこにも行かない。
ここに居る。
2012年5月20日日曜日
2012年5月14日月曜日
2012年5月8日火曜日
2012年4月30日月曜日
2012年4月4日水曜日
仕事ニオワレ シメキリニオワレ
休日ノオ昼ニハ ビッグマックヒトツト コーラノLヲ飲ミ
夜遅クマデ バグヲ潰シテハ コーディングシ
三田ニ破綻シソウナプロジェクトガアレバ
コワガラナクテイイト オテツダイヲシ
新木場ニ 新シイ仕事ガアレバ
ツマラナイカラヤメロト 仕事ヲモライ
自分ノ会社ニモドレバ 何モイワズ
気ノ置ケル連中トハ 大キナ事ヲイフ
後藤サンノ様ニ 仕事ニ励ミ
理不尽ナ仕様ニハ 涙ヲ流シ
作リ込ミガ遅レテ オロオロ歩キ
バグヲ ダシテハ
ツカエネェート イワレ
オマエコソ チャント見積モレヨ ノ言葉ヲグットノム
タダ
可愛イ妻ヲモチ 子供ニ恵マレ
徹夜トショウシテハ タマニ人妻ト不倫ヲス
ソフイウ者ニ ワタシハナリタイ
「プログラマノウタ」
(2000/03/11)
休日ノオ昼ニハ ビッグマックヒトツト コーラノLヲ飲ミ
夜遅クマデ バグヲ潰シテハ コーディングシ
三田ニ破綻シソウナプロジェクトガアレバ
コワガラナクテイイト オテツダイヲシ
新木場ニ 新シイ仕事ガアレバ
ツマラナイカラヤメロト 仕事ヲモライ
自分ノ会社ニモドレバ 何モイワズ
気ノ置ケル連中トハ 大キナ事ヲイフ
後藤サンノ様ニ 仕事ニ励ミ
理不尽ナ仕様ニハ 涙ヲ流シ
作リ込ミガ遅レテ オロオロ歩キ
バグヲ ダシテハ
ツカエネェート イワレ
オマエコソ チャント見積モレヨ ノ言葉ヲグットノム
タダ
可愛イ妻ヲモチ 子供ニ恵マレ
徹夜トショウシテハ タマニ人妻ト不倫ヲス
ソフイウ者ニ ワタシハナリタイ
「プログラマノウタ」
(2000/03/11)
2012年4月2日月曜日
2012年3月26日月曜日
ト短調シンフォニー(Symphony No.40 in G minor)
一.
さざめく枝葉と、はじかれる木枝
力強く誰にも止められる事のない
土黒い川の流れ、ヨウロッパの舞踏に乗せて
人々の足取りの様に床を蹴る。
バイオリン手の悲しげな眼指す。
楽上の響き
止む事のない人の踊りの足取り重く、
蝋燭の明かりが消える。
見あきる事のない
降る月光たち。
川を作る。
WWの様に揺れて、
月の向こうの滝へと向かふ。
二.
眠りから覚めた人々の足がそこから放れ床を蹴る。
ホルンの響き静かに連奏の楽器の流れ、
フルートが示す小川の流れ、
ふと見上げるとまどろみの眠りの中から覚める様に。
この上にはまだ月が見える。
月明かりさすこの西洋の地に。
繰り返される響き、
バイオリンの描く放物線が月を良く見ろと言ふ。
降る降る霧の粒に捕えられ、
降り落ちる月の光。
三.
大河の荒れる、激情の太い手を見せつけられて
混ざりこんでいる子供たち、
駅馬車の軋む車輪の
夜の森の小道を走る。
夜の、石コロを飛ばしつつ、
コートに包まれた男は一睡もせず、
朝日が射した。
汽車の終点が近い、
プラットフォームから放たれて、
どんぐりの様に
転がる。
四.
さざめく枝葉と、はじかれる木枝
力強く誰にも止められる事のない
土黒い川の流れ、ヨウロッパの舞踏に乗せて
人々の足取りの様に床を蹴る。
バイオリン手の悲しげな眼指す。
楽上の響き
止む事のない人の踊りの足取り重く、
蝋燭の明かりが消える。
見あきる事のない
降る月光たち。
川を作る。
WWの様に揺れて、
月の向こうの滝へと向かふ。
二.
眠りから覚めた人々の足がそこから放れ床を蹴る。
ホルンの響き静かに連奏の楽器の流れ、
フルートが示す小川の流れ、
ふと見上げるとまどろみの眠りの中から覚める様に。
この上にはまだ月が見える。
月明かりさすこの西洋の地に。
繰り返される響き、
バイオリンの描く放物線が月を良く見ろと言ふ。
降る降る霧の粒に捕えられ、
降り落ちる月の光。
三.
大河の荒れる、激情の太い手を見せつけられて
混ざりこんでいる子供たち、
駅馬車の軋む車輪の
夜の森の小道を走る。
夜の、石コロを飛ばしつつ、
コートに包まれた男は一睡もせず、
朝日が射した。
汽車の終点が近い、
プラットフォームから放たれて、
どんぐりの様に
転がる。
四.
2012年3月19日月曜日
登録:
投稿 (Atom)