2013年3月31日日曜日

何もかもが作りものに見えてきて
誰もかもが嘘つきに思え
何もかもが離れてゆく遠くへ

何ひとつ上手くいかない
他の人と何かをやるのは
ならばひとりの方がいい

でなければ何もかも与える事だ

自分の心の中に一杯の人を置くから
誰かが去る度に空しくなる

僕の心の中を僕の孤独で満たすことだ
ちいっと空しい人生だ。
この空しさは。
よくよくと心の奥深く。
刺さっているらしく。
なんだか一人ぼっちの様な気がしてる。

誰とも何も分かり合えていないじゃないか。
何も伝えられていないじゃあないか。

僕の心の中に何もなくて。
空しいのか?
伝える言葉を知らないのか?

それとも。
分かってはくれぬと言う想いが。
僕の心の中で何も生み出さない。
のだろうか?

僕は何者なのだろう?
それを誰も知らない。
僕も知らない。

ちいっと空しい。
自分の正体を知りたいなんて。
凍える猿の方がまだましだ。
そんなことを考えもしない。
ちいっと空しい人生だ。
何かしら全ての人から離れてゆくような。
空しさだ。

力が次々と失われてゆく。
全てが。
嘘の世界の様な気がする。
僕は一人きりだ。

僕一人きりの世界。

これがこの世界だと言うのなら。
僕の歩む道は。
誰も通らない。
何もない道だ。

何が目的であり。
何処へ行くのか。

ここに居てはどうしようもない。
だから。
明日も歩く。

2013年3月23日土曜日

落ちていった恋に
どんな恋になかった
他の気持ちがひとつある。

何かしら、
君とだけは、と思っている。

君は僕と結ばれるだろう。
君は受け入れるだろう。
君は僕の子を生むだろう。

どうやら恋に落ちているらしい。
こんなにも君の事を探している。

君と二人きりになりたい。

少しばかり、
二人きりの時間を
持ちたいと思っている。
時々人生が空しくなる。
答えのない問いに、
答えを探しているような気がして。

暫くして気を取り直す。
何か面白い事があるだろうと。

それは永遠の謎の方がよい。

答えのない問いは
数学的には証明できるらしい。
解はないという証明。

いつまでも心配しても仕方ない。
忘れ物をしたのならその時にでも探そう。

たまには一人の時間を持つのもよいものさ。
もし僕の心に恋心があるとしたら、
それは、
君を見るたびに感じる心の痛み。

哀しげな眼差し、
弱々しげな雰囲気、
寂しげな君の心、
それを想い、
君に永遠の温かさをあげたいと思った。

君の前にある不幸、
何もできなくて僕は悲しい、
悲劇が待っているという予感、
この胸は張り裂ける。

何が救いとなるのだろうか。
これが恋というものか。

この道をまっすぐに歩こうとして
僕は君を愛そうとした。

これは信仰の問題か物語なんだ。

君は僕の何?
寂しげな。
これが恋だった。

この予感は救われない。

2013年3月16日土曜日

天使を捕まえたと思ったが
それは人間だった。

美しきものと思っていたが
それは女だった。

夢の世界で天使と遊んでいたが
今、大地の前で女を見ている。

夢心地は消え失せて、
何かしら虚しさを感じている。

もう少し夢の中で
美しいだけの恋がしていたかったけれど。

僕の目の前に血と肉の女がいる。
この大地の上で、
女だけがいかにも現実的だ。

空や木々は今も夢心地だが、
女の温もりと温かみだけが、
僕にとってはこの世のものだ。

女だけが僕の子供を生み、
それだけが、
僕が作れる何かの様な気がした。
突如、肩が重くなる。
何が、僕を押しつける。
何が、僕を、閉じ込めようとする。

死から、逃げたいと思った。
あれ程、恐ろしくはないと思っていたのに。
けれど、今は、虚しいものと思う。

今、死んでしまっては虚しい。
明日、死んでもやはり虚しい。
僕の目の前にあるもの、それは道なのか、
未知なのか、それとも、途切れている。

君を、求めている。
けれど、君と生きてゆくとも、
この虚しさからは
逃げられないのではないだろうか。
僕が寝ている間に、
急に枯れ葉が消えさって、
その下に本当の心の固まりがありました。

この恋はただのうわっつらだけのものでした。
心の底にはありませんでした。
その上に積み重なっていただけなのです。

僕は誰を恋していたのでしょう。
僕の心は白い大きな石のようで
枯れ葉なんかでは
ちいとも汚れていませんでした。

死ぬまで一緒に歩みたい、という恋心は
しかし、死ぬまで僕と歩むのは僕だけという
事実の裏返しだったのではないか。

僕の妹よ、と君のことを呼びましょう。
僕には君のことがわかりません。

2013年3月10日日曜日

女らしい微笑みを一度も見せてくれなかった。
君に女を望んでいたけれど。
決して女らしくはなかったね。
いっそ男であるかのような。
乾燥しているよね。

もう何も感じることはない。
遠い遠い色褪せてしまった。
君は何だったの。
遠くへ、そして、閉じられた箱。

言いたい事は全て伝えたから。
何も湧き出てこないよ。
僕の力となってくれない君とは供には歩かない。
自分に酔っているんじゃないのか。
と、うらみ嫌いになってしまおう。

突然、冷めてしまうんだ。
昨日、今日までがなくて、
いきなり未来までを決めてしまうなんて。
何でもわかっているつもりなの。
愛していれば憎むはずなのに。
憎しみなんて何もないよ。

二つのヨットはこれから遠く離れてゆく。
君は僕の事を一番分かってくれる人だと思っていた。
きっと分かり合えると思っていた。

この世で君の事を一番愛しているとは言わないよ。
だけど僕の人生の中で君ほど誰かを愛した事はなかった。

それは幻かもしれない。
二人の間にはどんな愛も交わされてはいないから。

それでも僕の心の底からは
愛しているという言葉だけがいつも溢れている。

愛している。
僕は君の名を呼ぶ。何度も。何度も。

僕の声が聞こえないか、君の名前を呼んでいる。
君の愛をかなえたくて。

かなえられなくて、かなえたくて、
この愛をなんと呼べばいいのだろう。

抱き締めなければ伝えられない気持ちがある。
これ以上、近づけないという程、近づいて伝えたい気持ちがある。

伝えたい詩がある。
この想いを。
君が消えてしまいそうで。

そう思う程の悲しみはない。
倒れてはいけないと
何度も言い聞かせている。

2013年3月2日土曜日

この山の下で暗闇が余りに暗く
だから、人の明かりは温かく

南無阿弥陀仏の珠の流れ
蛍が舞うこの里に
暗闇の中で
水の流れる音は余りにささやかに
耳に達し蛍の光は目に届く

この里は生きている
南無阿弥陀仏も人の響きより生ずる
この里に戻ってきたがそれはやさしい

南無阿弥陀仏の流れ
蛍の季節の中で
無情の身なれば
いずれかの里へ行かんと願い
天上の国よりまた会えると悲しんで
露天風呂だった。湯気でけぶり、周りを岩で囲まれていて
かがり火だけを明かりとしていた。

桂小五郎が、管を巻いていた。芸者を五人連れて来ていた。
岩を背にして大きな体を西郷は湯にひたしていた。下を
手拭いで隠していた。

桂は話しながら西郷を責めるが
西郷は黙って聞き、うなずくだけだった。

俺は湯にアゴまでつかり、横の芸者の膚、
柔らかく温かな膚だ、に触れたいた。

すると話に酔ったらしく桂は立ち上がって、芸者たちの前に立ち
手拭いを上げた。

「さら、お前らもこうしてみせろ」と言うが、
誰もする訳もない。西郷も苦笑していると、

「何だ、ちんぽこくらい見せてみろ」
と妙にしつこく西郷に迫りながら、
芸者の前で腰を振っていた。

何んと愉快な男か、明るい男であろうか。

それから、俺は、芸者の部屋で眠っていた。
女の着物が掛けてある前で大の字で眠っていた。

桂らが俺を探しに来て、何をしているんだ、こんな所で、
見つかって、そんな目で見られている様だった。

しかし、外を見てみろ。
近藤が目を光らせて俺らを待ち伏せしている、
そのことを知っておくがいいのさ。

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