もう夕暮れだ
次第にざわめき始める
雑踏
雲はたなびき
ビルの陰へと隠れる
こんな時だ
待つ人がいる人もない人も
こんな時だ
自分が一人の人間となって
誰かの前に立つ
空いっぱいに広がった自分の姿が見える
誰よりもその人を愛している自分がいる
かなうともかなわぬとも
多くの思いが空へと溶けてゆく
そうした空が澄んでいるのは当たり前の事だ
そうして街が生まれ変わってゆくのも当然の事だ
街は次第に闇に包まれてゆき
人は誰かの胸の中へと飛び込む
長い夜がこれから始まる
それは今日の日が過ぎてゆくことである
しかしそれは明日が始まることだ
街は希望に溢れていないかも知れないが
新しい一日の始まりには違いない
だからこの過ぎてゆく夕暮れを忘れない
何よりも君の事を思い出している
この時間が過ぎてゆく
(1996.09.11)
2014年2月14日金曜日
2014年2月8日土曜日
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