桜の花が散っている
夜の中
立ち止まって見上げている人がいる
桜の花は
精一杯に色を染めて
散ってゆく
どうしても君の事を考える
どうしても君は側にいる
どうしても桜の花は
散ってゆく
時間は止められない
その散り行く刹那さえ
そして僕の中に君の声が残っている
永遠かのように
そしてこれから始まる明日のように
君といっしょにいる時間だけが
僕の中に残ってる
(1997.04.11)
お前は雪を降らしたあの日に
明けてみれば
青空が輝き
この雪は
お前が降らしたものだとばかり
思っていた
あの日をどうして忘れられよう
なごむように
いたわるように
人が集まり
お前の名ばかりを口にする
そして誰もがいい顔をする
きっとお前がそばに居てくれたから
僕には今、愛する人がいるよ
きっと知っていると思うけど
いつか
君に紹介したいと思っている
(1997.04.07)
桜の花は咲いているよ
何も知らぬげに
僕の気持ちも分からず
散り行くことも知らずに
何だかよい事がありそうな
そんな気持ちにさせてくれる
そんな花が
枝いっぱいに咲いているよ
それが何かも分からずに
春の日は穏やかだよ
そして桜の花は咲いているよ
なんだか僕は立ち止まり
じいっと見つめているよ
僕の気持ちも分からずに
本当の自分も見えずに
(1997.04.02)
もうこれ以上
隠しておくことはできない
もうこれ以上
君に伝えられずにはいられない
好きだとは言わないけれど
この気持ちは止まらない
他の誰とも違う気持ちが
ここにある
ここにあって
君の前に立っている
もうこれ以上隠すこともない
この気持ちを
もうこれ以上
何が僕を止めるだろう
伝えなければ伝えられない想いがある
けれど言わなくとも伝えられる気持ちもある
僕の中では確かなこと
それは君にとっても確かなことになるために
言わなければならない瞬間がある
僕は求める
伝えられずにはいられない
(1997.03.13)