2013年7月28日日曜日

あと数時間で夜が明ける。
全てが寝静まった街に、
数台の車だけが通る。

冷たい風が吹くこの街の闇、
全てが生まれ変わるための息吹、
静寂だが死んではいない。
全てがきよめられていると思う。

冷たい風は11月の街を
もっとも優しげな顔にする。

人は寝静まっているが、夢は街に満ちている。
明かりは少ないが、夜は東を目指している。
この街に風が吹き渡る。
海から山へと渡ってゆく。

11/23
威嚇の時は唸る。
相手を仕留める気なら音は立てぬ。
静かに忍び寄るから。

威嚇は食う気のない相手に使う。
仕留める時は声を立てぬ。
これが猛獣のやり方だ。

人には猛獣の気を逸らす法がある。
威嚇してくる相手の気を逸らすには
大きな変化を生み出す。
言葉より動作の方がよい。

不安をつくりだす。
相手の集中した支点を外す。

そのためには、心意気は熱くとも冷静さがいる。
相手をより遠くから高きから眺めておく。
相手を手中に収めておく。

つまり人の気を制するのは
それなりに面倒だ。

その気で事に当たる事。
人同士の関係とはそういうものだ。

他人とはね。

それが嫌なら直ぐに友達になっちまう事さ。

2013年7月20日土曜日

果たして人は滅びるか

この世界は失望の先へ

現世の夢

偽りなく人は争う

止めようともない

まるで滅びの道を行くが如きだ

人々は表現の嵐の中にいる

だが人間という生き物は

群れに集まり争いに生き

終には現世の夢の中に落ちる

幻は消えるように失われ

この世だけが残る

心を夢の中に置いたまま

もしかしてこの世のほとんどは

ひょっとすると

人形かも知れない
脾臓が切り取られ捨てられている

これも人間

顔形や骨だけではない

君の人の見方は正しい

しかし全てではない
外に求めよ

内に求めるは
寂しさや悲しみを
癒すに過ぎぬ

外に知識を求めよ
詩は心の内から
泉のように湧くのではない

鳥がくちばしに挟んだ花のようにやってくる

風に乗って飛んでくる香ほりのように

2013年7月14日日曜日

君は僕の花
この世の全て
そのまなざしの射る所は
僕の心光り輝いて

この喜び
全ては二人に落ちて
この恋ならば
供に生きん

これが恋ならば
全て溶けて
純粋な二人のみ
ここに残らん
いかなる時も
困っている人の二人や三人は
助けるだけの気持ちは持っておく。

君達の心に残るなら
このまゝ立ち去ってもいい。

軽率な神を信じない。

一瞬の奇跡が音楽を永遠にする。
どれだけ仕事をしたかを人は見ている。

死ぬならばおだやかに去る。
笑った次の瞬間がいい。

(4/18)
それは哲学の日々だった。
この世のあらゆるものには答えがない。
または the end というものはない。
to be continued.
終わってしまってはならない。

今は表現に困っている。

人間が聖なるものなら、
我々は聖なるものを生み出す事ができるだろう。
触れたものでさえ聖なる輝きを放つだろう。

それならば、キリストの杯は聖なる力を持つ。
キリストが歩いたこの大地は全て聖なる大地のはずだ。

我々は聖なるものを生み出しはしない。
キリストでさえ。
キリストが聖なる存在であっても。

芸術は幻想に過ぎない。
ゴッホの郵便配達人がその目で語り始めるとは。
まさしく幻想ではないか。
幻想でないなら、我々は神の像を神と思う事を許さねばならぬ。

一番大切なものは天の彼方に行き
見る事も適わない。

人は永遠の時間を紡いでゆかねばならぬ。
そのためならば真実は塞がれてもよい。

というよりも真実とは、
永遠に人を生きさせるものであり、
終わりとは即ち始まりとなるものでなければ
理解ができぬ。

永遠の拡大も空となる。
無だけが即ち空ではない。

とまれ
白は鳥。
青を水。
赤は炎。
緑は草。
全て揺れる色たち。
色の純粋な形。

とまれ
哲学的な日々。
ゴッホはやはり生きる事のできない体だと
悟ったので死を選んだのではないか。

とまれ
王でなくとも良いではないか。

2013年7月7日日曜日

まるで大切な機械が止まるかのように人が死ぬ。
機械でさえ友人かのように語りかけられながら使われるのに。
僕を遠い所へ連れてゆく車のエンジンが突然止まったかのように人が死ぬ。
しかし残された人の悲しみは。

まるでバイクのエンジンが止まるかのように人が死ぬ。
山間の道をともに夕日の美しさを見ながら走ってきたのに。
突然、無言となり鉄の固まりとなるかのように人も死ぬ。
しかし、人の死の悲しみは。


(僕たちの将来)
うまい日本酒は頬を緩ませる。
それは雪の積もった風景を運んでくる。
池に湧き出た美しい水。

旨い日本酒は人を楽しくする。
日本の四季と色々な風景を酒が知っている。
そこに汗を流して働く人達の姿が映る。

飲めば笑みがあふれずにはいられない。
ひとつうれしくならずにはいられない。
南米の森が一つ消える度に
日本の少年の心が荒む。

子供たちは訴える。
だが見た事もない地球の裏側の事と
気付くのに時間がかかった。

日本の林が切り殺される度に
アフリカの動物が滅びる。

あらゆる生物が繋がりで死に至る。
人間は次第に追いつめられる。

2013年7月2日火曜日

夜汽車に乗って帰宅して往く人
街を流れるそれぞれの人のそれぞれの帰る場所

遠い街より到着した白い列車の横で
観光列車が旅の疲れを癒すかのように眠りに就こうとしている。

環状線はまだ休めずに足を速める。
それは白い列車よりも早いくらいに。
いろいろな場所へいろいろな色どりの列車が走る。

夜汽車は窓より明るく中の人を写し出している。
まるで人生のように。

ビルはまるで星のように煌めき
車は星のように流れてゆく。

人の顔を写し出しながら人生のように走るのは
ただ列車だけだ。

薄明かりの暗闇の中へ線路は伸びる。
線路を照らしながら列車が走っている。

なんという人生、なんの不満もない。

(2.14)
人はこれからどこへ行くか

ビルを建てているつもりが
檻をつくっていた。

コンクリートの中でうろついている
ライオンのようだ。

いつの間にやら人は魔法を信じ始めた。
一度も見たこともないと言っていたのに。
それは大昔の事だったと言っていたのに。

何故人は魔法使いを信じるのか。
ありふれた土や木に魔法をかけて
命を吹き込んだのだと信じるのか。

捕囚の身の上、他に逃げ場がない。
仏陀の国の人は、キリストの苦難にすがる。
キリストの国の人は、仏陀の慈愛にふれる。