2015年1月24日土曜日

この街に雪が降る

夜遅く街に出ると
街燈を反射して
白く明るい
雪が降り積もる

この地球ほしが
生命を育む前にも
雪が降ったのだとしたら
不思議になる

明日がどんな日になるのか
それが楽しみになる

この街に雪が降ったんだ

(1998/01/08)
府中にて

椿の花が下に落ちて
一面赤く
目に映ります

椿の花が枝一杯に咲いて
一面赤く
そこにたたずみます

自らを美しく飾るように
地面一杯に花びらが
散りました

それは冬の一隅の風景でした

生きていると
こんな風景に
出会うこともあります

(1997/12/18)

2015年1月17日土曜日

失えない
失える

消せる
消せない

愛している
愛してなんかいない

そんな事が
行ったり来たりしている

僕は一人
誰も愛していない

失う
失わない

消える
消えない

愛したい
愛されたい

(1997.11.27)
夜、寝る前に
おまえの事を思っていたら
三時間も寝れなかった

色々な事を思っていて
考えていたら
不意に
二人に
なれていないことを知った

二人でいる時間って
どういう時
どんな時間

僕が忘れてきた時間は
少し大きなものだ

だから君との時間を
色々と思ってみる

二人でいる時間
そして別れてみるまで
色々と思ってみようと思う

ただ思っているだけだけど
思うことで
少し忘れてまた時間を探してみる

そこで君と別れることができたなら
新しい人と出会えそうな気がする

(1997.11.27)
ふと。違う名を口に出してみる
それは、全然、違う人の名前
だけど、心に染み込み始めた人の名前

もしも、愛というものが
移ろい易く、信じられないものだとして
忌むべき、憎むべきものだとしても
人の名前だけが、心に染み込んでくる

新しい人の名前をつぶやいてみる
いつかは、忘れてしまう(忘れてしまうものか)
の名前かも知れないけれど
心の中に新鮮な驚きを持って
染み込んでくる

きっと世界で初めて発せられた言葉は
きっと名前だったに違いない

好きなんて、まだ言えやしない
僕の気持ちはあやふやである
けれど、たった一人の人の名で占められていた
僕の心の中に
次第に違う名前が刻まれてゆく

(1997.11.15)
お前はいま何をしとる
どこでどんな夢を見とる

長いことお前のことばかりを
想い続けてきたんじゃけど

これからも思うんじゃろうけど
お前が遠うて
どうしようもないんじゃ

お前のことは忘れんで
ほいじゃが
じゃがのを
もうわしん中では
遠い人になりよるんじゃ

なんでかの
なんでなんかのお

お前が心の中で遠おうて
忘れてしまおるようで
だんだんと消えてゆくようじゃ

お前のことばかり考えちょって
何も手につかなんだ
そんな気持ちがのうなってきた

普通のごく普通にの
お前の事を好きとの
考えられるようにの
なってきたで

(1997.11.05)

2015年1月1日木曜日

一人ぽっちだ
それは一人ではないから

二人ぽっちだ
それはお互いが一人だから

一人を感じるのは
一人ではない時を知っているから

君は一人ではないと
そう何回も心の中で願う

一人ではないからと
そう何回も心の中でつぶやく

もしかしたら
もう戻ることが出来ないくらい
君を信じられなくなっている

何があっても
君を許せないかも知れない

きっと誰も悪くない
君は決して悪くない

君に何も伝えられなかった
何も君にあげていない気がする
とてもたくさんのものを貰ったのに

だのに僕は一人でも
幸せを感じる

(1997.10.27)
あ、わかった

いつまでもお前のことを
思っているのは
正しくないって


恋っていうのは
温もりだけを求めている

んだって


一歩

足を進めたら


恋とは違う所で
女を思う


ことも出来る
それでも

好きでいることがで


きたんだ

(1997.10.24)