下半身を晒している
紅い月だけが
俺を見ている
周りはコンクリートで囲まれて
ただ俺を見ているのは
紅い月だけだった
赤いビル燈が点滅している
空の上に
ぽっかりとしているのは
月と猿の心
星もないケダルイ夜空には
紅い月以外見つける事が出来なくて
何も何もない地球の周りにある月は
監視者かも知れない
何を誰を見続けているのか
(2000.11.08)
2015年5月16日土曜日
深夜、何もないテレビを一人で見ている
今夜、殺せ殺せの声が日本中を覆う
どうしようもなく寂しいとか
訳の分からない怒りとかが
単純な言葉にしかならない
幾つもの言霊が幽霊になって
豊国と呼ばれた頃に比べると
どうやらどの時代よりも
「ただ生まれて死ぬだけだろ」
誰もが一人ぼっちでテレビを見ている
どこかで何か新しい事が始まっている
それは君の体の中であったり
知らぬ土地の知らない話であったり
それに生涯気付かないかも知れない
それでもこの時代の風に吹かれている以上
君はその全てを受け入れているはずで
どの時代よりも僕達は
「新しく難しい時代を生きている」
夢の中、彼女の中で
秋の香り、煙草が流れて
雑踏の中を一人きりだったり
家の中が薄暗くて、静かで
ひとりでいる時なんかには
何でもいいから
テレビでも点けてみて
映し出された誰かを笑ってみる
のっぺりとした画像からは
何も伝わらないかもしれない
それでも、君はつぶやく
「こんにちは、自分」と
(2000.09.17)
今夜、殺せ殺せの声が日本中を覆う
どうしようもなく寂しいとか
訳の分からない怒りとかが
単純な言葉にしかならない
幾つもの言霊が幽霊になって
豊国と呼ばれた頃に比べると
どうやらどの時代よりも
「ただ生まれて死ぬだけだろ」
誰もが一人ぼっちでテレビを見ている
どこかで何か新しい事が始まっている
それは君の体の中であったり
知らぬ土地の知らない話であったり
それに生涯気付かないかも知れない
それでもこの時代の風に吹かれている以上
君はその全てを受け入れているはずで
どの時代よりも僕達は
「新しく難しい時代を生きている」
夢の中、彼女の中で
秋の香り、煙草が流れて
雑踏の中を一人きりだったり
家の中が薄暗くて、静かで
ひとりでいる時なんかには
何でもいいから
テレビでも点けてみて
映し出された誰かを笑ってみる
のっぺりとした画像からは
何も伝わらないかもしれない
それでも、君はつぶやく
「こんにちは、自分」と
(2000.09.17)
2015年5月2日土曜日
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