2007/11/22
113打を打った日に
苦渋の日 月が見ている 苅田哉
2007/12/03
落葉濡れ歩けばそこに、の音して
2008/3/26
蕾の桜は遠くからでもそうとわかる
2008/04/02
菜の花と18歳の享年
2008/04/07
花びらの風の行方に空の色
2008/11/09
灯がともり 岩積みの湯に もみじあり
2008/11/09
秋雨の湯煙かすむ川の音
2009/04/04
チャーチの上のその上青い空
2009/11/29
街中に明かりがともり風の祝福
2010/07/27
落雷の遠くを照らす夏の海
2010/08
暁の空の遠くに夏の音
2010/08/14
カナカナとひとしきり鳴く夕立ち哉
2010/08/23
秋風の予感させるや蝉の音
2010/08/30
電柱に秋を見ている雀香奈
2010/09/01
秋風の吹くなり夏の終わり頃
2010/09/01
木陰にはいつの間にやら秋の風
2010/09/01
窓を開けたらいつの間にか秋の風になってる
2010/09/13
間近の稲光りは空を切り裂いた雷音の刹那ですな。
2010/09/22
ああそうか、闇より暗いものはこの世にはないのか
2010/09/25
地獄へと続く希望の橋、家路へと帰る絶望の橋
2010/10/18
あるいても歩いてもまた金木犀
2010/11/03
高校生がゆっくりと道を歩いてる。君らには時間は豊穣にあるが、こっちには時間がないんだなぁ、と追い抜いてく。
2015年12月29日火曜日
2015年12月26日土曜日
散り急ぐ 桜の下の 春の日に 何を求めて花は見るらん
せつなさに 心 想いてすごす日に ただこの恋よ かなえといわん
夏の日の 風追いやられ 涼しげな 日のきたること 夜に伝えん
終わりかと 思いし恋を かなえとは たれの罪かと 一人思わん
今日もまた かなえられよと 願えども いつもと同じ 日々の過ぎさる
09/08
わが想い 知るや知らずや 今宵また 夢にいでては 朝に消えたり
髪をかく その匂いかな あたたかな かなえられるか 恋の訪れ
忘れえぬ 君の残り香 美しき 君の姿や かなえられしか
この街に 吹きゆく風は 古里と 同じなれども 寂しかりけり
古の 人の知らざる 街並みを いかなる声で うたうものかな
街並みに 風の吹きつる 悲しみは 君に逢えぬか 秋の夕暮れ
街並みの 風の往く道 見つからず 舞いて廻りて この地に消ゆ
いずこより 生きる力の 来るやら 思いしものの 街にありしや
心なぞ あらずと思う 心こそ 桜の花の 散りゆくものなり
桜花 おだやかな日に はらはらと 散りては舞って 水面に流るる
桜花 おだやかな日に はらはらと 散りては舞って 街に咲くかな(1994)
せつなさに 心 想いてすごす日に ただこの恋よ かなえといわん
夏の日の 風追いやられ 涼しげな 日のきたること 夜に伝えん
終わりかと 思いし恋を かなえとは たれの罪かと 一人思わん
今日もまた かなえられよと 願えども いつもと同じ 日々の過ぎさる
09/08
わが想い 知るや知らずや 今宵また 夢にいでては 朝に消えたり
髪をかく その匂いかな あたたかな かなえられるか 恋の訪れ
忘れえぬ 君の残り香 美しき 君の姿や かなえられしか
この街に 吹きゆく風は 古里と 同じなれども 寂しかりけり
古の 人の知らざる 街並みを いかなる声で うたうものかな
街並みに 風の吹きつる 悲しみは 君に逢えぬか 秋の夕暮れ
街並みの 風の往く道 見つからず 舞いて廻りて この地に消ゆ
いずこより 生きる力の 来るやら 思いしものの 街にありしや
心なぞ あらずと思う 心こそ 桜の花の 散りゆくものなり
桜花 おだやかな日に はらはらと 散りては舞って 水面に流るる
桜花 おだやかな日に はらはらと 散りては舞って 街に咲くかな(1994)
2015年12月18日金曜日
2015年12月12日土曜日
血の流れたような西のその太陽を見て僕は嫌だなと思う
だれが言ったのだろう
夕日が美しいだなんて
夕日は即ちその町が一日で流した汗だ
それが血の色をしているだなんて
この街に流れた血の塊が夕日に映り人々に見せようとする
今日一日もこんなに血が流れたんだぞって
しかしそれに気付く人々はどこにもいない
人々は信じているのだ
夕陽は美しいと
だから僕は雨が好きだ
雨は流れる
それはこの空気を洗い流しこの建物を洗い流しこの大地も洗い流す
雨は夜まで振り続けるだろう
その日の空は暗く蒼い
街中を流れる雨は街そのものを洗い流し
そして新しく生まれ変わらせてくれる
空の暗い中
雨はその一滴に清い思いを込めて
人々の町に降り続けてくれる
だれが言ったのだろう
夕日が美しいだなんて
夕日は即ちその町が一日で流した汗だ
それが血の色をしているだなんて
この街に流れた血の塊が夕日に映り人々に見せようとする
今日一日もこんなに血が流れたんだぞって
しかしそれに気付く人々はどこにもいない
人々は信じているのだ
夕陽は美しいと
だから僕は雨が好きだ
雨は流れる
それはこの空気を洗い流しこの建物を洗い流しこの大地も洗い流す
雨は夜まで振り続けるだろう
その日の空は暗く蒼い
街中を流れる雨は街そのものを洗い流し
そして新しく生まれ変わらせてくれる
空の暗い中
雨はその一滴に清い思いを込めて
人々の町に降り続けてくれる
冷たいそのドアのノブに手を掛け僕は外に出る
外は暗く藍色の空がある
驚いた事に雪が降っていた
雪は玄関のすぐ側まできて積もっていた
僕は手摺に腕を組み空を見上げた
その瞬間、僕は雪となった
藍い空から降る雪は電燈の光りを帯びて蒼白く浮き立っていた
それはまさしく降っていた
まるで自分の力で飛翔するかのように降っていたのだ
蒼く発光し僕を目指すかのように辺り一面に
蒼く澄みきったその広い大空から降ってきた
そこはまさしく美の世界であった
暗く蒼いその世界とその蒼い雪はまさしく美の象徴であった
次の朝、人々は真白に覆われたその世界を見て喜びそして驚くであろう
しかしその人たちがその数時間前のその景色を知らないということを僕は残念に思う
外は暗く藍色の空がある
驚いた事に雪が降っていた
雪は玄関のすぐ側まできて積もっていた
僕は手摺に腕を組み空を見上げた
その瞬間、僕は雪となった
藍い空から降る雪は電燈の光りを帯びて蒼白く浮き立っていた
それはまさしく降っていた
まるで自分の力で飛翔するかのように降っていたのだ
蒼く発光し僕を目指すかのように辺り一面に
蒼く澄みきったその広い大空から降ってきた
そこはまさしく美の世界であった
暗く蒼いその世界とその蒼い雪はまさしく美の象徴であった
次の朝、人々は真白に覆われたその世界を見て喜びそして驚くであろう
しかしその人たちがその数時間前のその景色を知らないということを僕は残念に思う
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