2015年12月12日土曜日

冷たいそのドアのノブに手を掛け僕は外に出る

外は暗く藍色の空がある
驚いた事に雪が降っていた
雪は玄関のすぐ側まできて積もっていた

僕は手摺に腕を組み空を見上げた
その瞬間、僕は雪となった

藍い空から降る雪は電燈の光りを帯びて蒼白く浮き立っていた
それはまさしく降っていた

まるで自分の力で飛翔するかのように降っていたのだ

蒼く発光し僕を目指すかのように辺り一面に
蒼く澄みきったその広い大空から降ってきた

そこはまさしく美の世界であった
暗く蒼いその世界とその蒼い雪はまさしく美の象徴であった

次の朝、人々は真白に覆われたその世界を見て喜びそして驚くであろう
しかしその人たちがその数時間前のその景色を知らないということを僕は残念に思う

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