散り急ぐ 桜の下の 春の日に 何を求めて花は見るらん
せつなさに 心 想いてすごす日に ただこの恋よ かなえといわん
夏の日の 風追いやられ 涼しげな 日のきたること 夜に伝えん
終わりかと 思いし恋を かなえとは たれの罪かと 一人思わん
今日もまた かなえられよと 願えども いつもと同じ 日々の過ぎさる
09/08
わが想い 知るや知らずや 今宵また 夢にいでては 朝に消えたり
髪をかく その匂いかな あたたかな かなえられるか 恋の訪れ
忘れえぬ 君の残り香 美しき 君の姿や かなえられしか
この街に 吹きゆく風は 古里と 同じなれども 寂しかりけり
古の 人の知らざる 街並みを いかなる声で うたうものかな
街並みに 風の吹きつる 悲しみは 君に逢えぬか 秋の夕暮れ
街並みの 風の往く道 見つからず 舞いて廻りて この地に消ゆ
いずこより 生きる力の 来るやら 思いしものの 街にありしや
心なぞ あらずと思う 心こそ 桜の花の 散りゆくものなり
桜花 おだやかな日に はらはらと 散りては舞って 水面に流るる
桜花 おだやかな日に はらはらと 散りては舞って 街に咲くかな(1994)
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