空があんまり青くて
なんだか寂しいよ
みんなが駐車場へと行く時に
お前がいないなんて
金モクセイの香りだけが
現実へと戻す
空があんまりあの日と似ていて
煙りを思い出してしまう
あんまり空が青くて
あそこに溶けて行ったんだって
思ったもの
もう1年も経って
みんなが年を取るのに
お前の年は止まっている
空が青くて
いい天気だなぁと
みんなが歩いているのに
お前だけがいない
それはそうだ
お前の一周忌だもの
それは金モクセイの香る頃だったんだね
(1997/10/13)
2014年12月20日土曜日
2014年12月16日火曜日
僕には何も言えないけど
あなたはこの街隅で
路上に座り込んでいるのに
余り不幸そうじゃない
僕はただ通り過ぎてゆくけれど
一人ぽっちで座っているあなたは
下手くそな笛を吹き続けている
ちっとも上手くない音
いつかはのら猫のように
くたばっちまうのだろうけど
それでも人の人生だ
何が幸せで不幸せだなんて
誰にもわかるものか
誰にも聞かせる気のない
笛の音だろうけど
誰かがうるさいと言い
誰かが耳にしている
その音は街を切り裂いて
そのすきまから
空へと記憶されていった
その汚らしいあなたは
もしかしたら
聖者の生まれ変わりなのかもしれない
馬鹿らしいから
僕は黙って通り過ぎてゆくけれど
誰が幸せで誰が不幸せかだなんて
誰にも分かりはしない
小さな幸せに
忘却して生きているのかも知れない
誰もが何かを見たいんじゃないかな
だから煙草の煙りをくゆらせてみる
もしかしたら何かが分かるんじゃないかと
この部屋でテレビをつけたまま
僕は何かを見ようとしている
ねぇあなたは今頃
何を思いどこで何をしているのかなぁ
決してそれは分からないけれど
あなたは同じ時を同じ街で生きている
それだけは信じているよ
ねぇあなたに幸せなんて
聞いても仕方ないけど
自分の幸せについて思っているよりは
よっぽどいいだろう
君の幸せを願っている方が
だから願っているだけにしておくが
誰の幸せも願っていない
そんな笛の音が
街の夜に響いていた
あなたはだた吹いていた
他の人の耳に届いてしまうのが
この世界だ
それでいい
きっとそんな世界だからいいんだ
一人きりの世界じゃない
けれど寂しくないわけでもない
街は空へとそびえ立ってゆくけれど
煙草の煙りほどにも揺らめきもしない
あなたとは二度と会うことはないだろうけど
それもこの街の片隅でのこと
色々なものがあるんだろうけど
僕には上手く言えないよ
僕には上手く言えないけれど
そうだな
あなたには何も言えないけれど
願っているよ
(1997.09.11)
あなたはこの街隅で
路上に座り込んでいるのに
余り不幸そうじゃない
僕はただ通り過ぎてゆくけれど
一人ぽっちで座っているあなたは
下手くそな笛を吹き続けている
ちっとも上手くない音
いつかはのら猫のように
くたばっちまうのだろうけど
それでも人の人生だ
何が幸せで不幸せだなんて
誰にもわかるものか
誰にも聞かせる気のない
笛の音だろうけど
誰かがうるさいと言い
誰かが耳にしている
その音は街を切り裂いて
そのすきまから
空へと記憶されていった
その汚らしいあなたは
もしかしたら
聖者の生まれ変わりなのかもしれない
馬鹿らしいから
僕は黙って通り過ぎてゆくけれど
誰が幸せで誰が不幸せかだなんて
誰にも分かりはしない
小さな幸せに
忘却して生きているのかも知れない
誰もが何かを見たいんじゃないかな
だから煙草の煙りをくゆらせてみる
もしかしたら何かが分かるんじゃないかと
この部屋でテレビをつけたまま
僕は何かを見ようとしている
ねぇあなたは今頃
何を思いどこで何をしているのかなぁ
決してそれは分からないけれど
あなたは同じ時を同じ街で生きている
それだけは信じているよ
ねぇあなたに幸せなんて
聞いても仕方ないけど
自分の幸せについて思っているよりは
よっぽどいいだろう
君の幸せを願っている方が
だから願っているだけにしておくが
誰の幸せも願っていない
そんな笛の音が
街の夜に響いていた
あなたはだた吹いていた
他の人の耳に届いてしまうのが
この世界だ
それでいい
きっとそんな世界だからいいんだ
一人きりの世界じゃない
けれど寂しくないわけでもない
街は空へとそびえ立ってゆくけれど
煙草の煙りほどにも揺らめきもしない
あなたとは二度と会うことはないだろうけど
それもこの街の片隅でのこと
色々なものがあるんだろうけど
僕には上手く言えないよ
僕には上手く言えないけれど
そうだな
あなたには何も言えないけれど
願っているよ
(1997.09.11)
2014年12月6日土曜日
今日も外に出なかった
見たのは窓から青い空だけ
テレビだけがたくさんの人を映していた
長い時間、眠っていた、夢を見てた
どんな夢かは覚えていないけれど
起きた時にそこには違う自分がいた
昨日とは違っているような
そんな長い夢を見てたんだ
それからずうっと外へも出ず
青い空を見ながら
テレビをつけていた
一人ぽっちの時は
時間って流れないんだな
一日は過ぎてゆくけど
淀んでいるんだな
詩で誰かを救えるなんて不遜だな
自分ひとりも救えやしないくせに
一人ぽっちでは何も始まらないんだな
でもこの街でどうやって
色々な人が出会っていると言うんだろう
一人だけじゃ始まらないんだな
僕一人では始まらないんだな
僕でない誰かからの救いがなければ
始まらないんだな
(1997/09/07)
見たのは窓から青い空だけ
テレビだけがたくさんの人を映していた
長い時間、眠っていた、夢を見てた
どんな夢かは覚えていないけれど
起きた時にそこには違う自分がいた
昨日とは違っているような
そんな長い夢を見てたんだ
それからずうっと外へも出ず
青い空を見ながら
テレビをつけていた
一人ぽっちの時は
時間って流れないんだな
一日は過ぎてゆくけど
淀んでいるんだな
詩で誰かを救えるなんて不遜だな
自分ひとりも救えやしないくせに
一人ぽっちでは何も始まらないんだな
でもこの街でどうやって
色々な人が出会っていると言うんだろう
一人だけじゃ始まらないんだな
僕一人では始まらないんだな
僕でない誰かからの救いがなければ
始まらないんだな
(1997/09/07)
登録:
投稿 (Atom)