町を歩いて居ると
櫻が咲いていましたので見ると
其れはたいそうきれいな
山櫻でした。
溶けそうな薄紅の花弁と
小豆色の葉っぱとが
其の自然に繁る枝ゝについて
木が一つの花とさえ思えました。
花の中心が血の様に濃く
段々と其れが薄くなってゆく
然も枝の繁り方が実に
柔らかい。木を削る時の
柔らかさの其んな感じなのです。
雨降りの曇った日でしたが
鳥が多く来て チーチ チーチ と
鳴いていました。
それは実にいい声でした。
(4/4)
2012年3月26日月曜日
ト短調シンフォニー(Symphony No.40 in G minor)
一.
さざめく枝葉と、はじかれる木枝
力強く誰にも止められる事のない
土黒い川の流れ、ヨウロッパの舞踏に乗せて
人々の足取りの様に床を蹴る。
バイオリン手の悲しげな眼指す。
楽上の響き
止む事のない人の踊りの足取り重く、
蝋燭の明かりが消える。
見あきる事のない
降る月光たち。
川を作る。
WWの様に揺れて、
月の向こうの滝へと向かふ。
二.
眠りから覚めた人々の足がそこから放れ床を蹴る。
ホルンの響き静かに連奏の楽器の流れ、
フルートが示す小川の流れ、
ふと見上げるとまどろみの眠りの中から覚める様に。
この上にはまだ月が見える。
月明かりさすこの西洋の地に。
繰り返される響き、
バイオリンの描く放物線が月を良く見ろと言ふ。
降る降る霧の粒に捕えられ、
降り落ちる月の光。
三.
大河の荒れる、激情の太い手を見せつけられて
混ざりこんでいる子供たち、
駅馬車の軋む車輪の
夜の森の小道を走る。
夜の、石コロを飛ばしつつ、
コートに包まれた男は一睡もせず、
朝日が射した。
汽車の終点が近い、
プラットフォームから放たれて、
どんぐりの様に
転がる。
四.
さざめく枝葉と、はじかれる木枝
力強く誰にも止められる事のない
土黒い川の流れ、ヨウロッパの舞踏に乗せて
人々の足取りの様に床を蹴る。
バイオリン手の悲しげな眼指す。
楽上の響き
止む事のない人の踊りの足取り重く、
蝋燭の明かりが消える。
見あきる事のない
降る月光たち。
川を作る。
WWの様に揺れて、
月の向こうの滝へと向かふ。
二.
眠りから覚めた人々の足がそこから放れ床を蹴る。
ホルンの響き静かに連奏の楽器の流れ、
フルートが示す小川の流れ、
ふと見上げるとまどろみの眠りの中から覚める様に。
この上にはまだ月が見える。
月明かりさすこの西洋の地に。
繰り返される響き、
バイオリンの描く放物線が月を良く見ろと言ふ。
降る降る霧の粒に捕えられ、
降り落ちる月の光。
三.
大河の荒れる、激情の太い手を見せつけられて
混ざりこんでいる子供たち、
駅馬車の軋む車輪の
夜の森の小道を走る。
夜の、石コロを飛ばしつつ、
コートに包まれた男は一睡もせず、
朝日が射した。
汽車の終点が近い、
プラットフォームから放たれて、
どんぐりの様に
転がる。
四.
2012年3月19日月曜日
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