ようやく君の事が語れそうだよ
あの広島の空へと帰って行った君
熱い炎に焼かれて
まだまだ多くの事を語りたかった君
もっともっと長い人生を語りたかった君
誰もが忘れられなくて
そして止まってしまった時間
多くの溢れる涙を君も
見ていたんだろう
何でも語ってくれていいんだよ
あの空から
君が行ってしまった空だから
僕は
十月十五日のあの青空を忘れない
あの煙が空へと消えていった
あの空の色を忘れない
君が残してくれた多くの友と
そしてあの時間を忘れない
(1997.03.09)
僕からは遠くなってゆく
君への想い
そして君からの想い
一番伝えたい事は
言葉にならなくて
それが何んだか
ずうっと続いてきたような気がする
君といっしょにいる時
僕が何を感じているかわかる?
それが上手く言葉に出来なくて
それだけを伝えなきゃって思って
僕は停止する
君に大切な事を伝えたいのだけれど
言葉に出来なくて
――少し考えてしまう
一体君は何者なの?
僕はそれを探し続けていたような気がする
僕たちって運命なの?
そんな事をずっと聞いていたような気がするよ
(1997.02.20)
心の底から好きだと思う
どうしようもなく
幾つもの顔が浮かぶ
僕はいつも心の底から求めていた
誰かを
そばに居て欲しい誰かを
遠くになってゆく
想いもその顔も
遠くに消えてゆく
このまま二度と会わないのなら
失われた恋として
終ってしまうのだけれど
永遠に目の前から消えるなら
思い出だけが残るのだけれど…
僕の中からは消えてしまうことのない
この思い
僕自身の力ではどうすることも出来ない
僕は僕自身の思いさえ
自由にすることは出来ないんだ
だから行動だけが
自由なんだと思う
(1997.02.19)
好きではない
言葉にはできない思い
それは何
愛するが一番近いところにある
一番大切ではなく
同じように愛した人たち
遠くて君が突き返す想い
時々、遠く、遠くに行ってしまう
そんな人
どうしても近づけない
壁の前に立っている
言葉にならない想い
ずうっと続く忘れられない想い
一人で続く思い
もしも、どうにかして
二人の間に本当の想いが生れ
それが通じ合うのなら
それは
ずうっと続く
昔想った人の事を
今も忘れていない
僕はその事を知っている
(1997.02.13)
好きだという気持ちは
そのままでいい
この気持ちは永遠のもの
かなうとも
かなえられなくても
きみのことも
昔に恋しちまったことも
この気持ちは隠せない
そして忘れられない
幾つもの好きがあって
そのどれもが失われていない
そして
僕はここにいる
時折見せる
悲しげな顔を
埋めてあげられたらと
そんな事を思い続け
そして
僕はここにいる
ちっぽけな笑顔しか与えられなくても
僕はここにいるよ
(1997.02.06)
どうしても寂しくなった時
君の事を思い出す
何もなかった人生だったと思う時
君の笑顔を思う
どうしても愛することはできないけれど
心の中で君の事を思いだす
好きだって言葉はないけれど
心の中に君がいる
君、君、君、君、
繰り返し名を呼べば
僕の心は温かくなってゆく
こんな想いをかかえて
僕は生きてゆく
この想いは僕の生きている証しであるし
こんな想いがあるのならば
僕は生きてゆけるって
そう思うんだ
(1997.02.03)