駅のホームでケンカする人がいる。
僕は電書の中。
子供のような喚き声がする。
気の違った男がケンカしているのか。
駅員と口論している。
さぁ早く電車に乗れと中年の人が飛び乗る。
その駅員は客に対して手は出せないだろう。
相手の男は何者だろうか、
何を思っているか。
このケンカの渦中に愛する人は居ないだろうか。
その人が住んでいる駅だから少し心配になった。
けれど、電車は動き始めた。
けれど、僕は電車を降りなかった。
目的地に着くまで降りれないなんて。
僕は、僕自身に対しても自由じゃない。
自分を縛っているのは自分だと、
誤魔化しているのは誰でもない。
だれきった午後
端末に向かってキーを叩く。
愛する女は目の果てに居る。
供に仕事を通じ生きている人達。
眠気をさそう午後。
好きな女がどこかへ行ってしまった。
電話が鳴り誰かが取る。
こんなけだるい午後。
突然、
空より爆風が降り注いだとしても
僕は天使になれるだろうか。
廃墟の上を飛べるだろうか?
けだるい午後、それは
決して空想の話ではない。
言葉を探しにゆこう
俺の言葉を探しにいこう
俺が俺を表わすことのできる
生きた証の言葉を探すんだ
生まれながらの詩人なら
どんなこだわりも
故郷にさえも縛られない
生きているから表現できる
言葉を探そう
俺にしか語れない
俺が生きている間だけ使う
俺の言葉を語るんだ
人は誰もが色に例えられると思うよ。
顔つきや性格よりも色の方が
その人をよく表わすと思うよ。
僕は自分の顔も自分の姿もよくわからない。
人が僕をどう見ているのかも分からない。
けれど自分の色ならば・・・
誰もが水晶のようだ。
まるで。
誰も心の奥は透明だ。
その透明さが一人一人違う。
誰も自分だけの色を持っている。
例えば君は紫水晶だ。
淡い黒色のようだ。
例えば僕は薄い水色だ。
誰もが自分の水晶以外の
何ものでもない。
僕は思うよ、
愛を確かめ合う事だけが
目の前にあるはずと。
この想いも
何かのきっかけで
急に冷め
失われてゆくだろう
それがいつ来るのか。
それがこの愛を確かめることだと思う。
僕のこの愛する気持ちを確かめたい。
それだけを思い続けている。
人生とは、僕の人生とは、
僕の生きた道だと思うけれど。
愛さえかなえられなくて、
愛がかなえられなくて、
かなえが僕の愛だろうか。
僕の胸にはかなえられない愛がある。
それを聞く君はいない。
僕の胸にはほとばしる愛がある。
かなえたい愛がある。
それがかなえられなくて、
何が僕の人生と言えるだろう。
かなえられなくて、かなえたくて
この愛を何と呼べばいいのだろう。
愛は果たして君の心と触れ合うことか、
愛が触れ合うことと今頃ようやく気が付いて、
かなえたくて。
愛がふれあうことを、
僕がかなえたくて愛をかなえたくて、
僕の愛をかなえたくて。
今度こそ本当のさよなら
もう何も言葉に出来なくて
これで僕は何の恥ずかしげもなく
人生という言葉が使えるようになるね
なんてつぶやいてみても
ねぇ涙がこぼれそうだよ
さよならは
ねぇ、胸は今にも張り裂けそうだよ
ねぇ、僕の人生はこんなにも辛いの
こんなにも辛い人生でも生きてゆく術はある
でも君の愛が欲しい
涙が流れてもいいから
君のその体が欲しい
(9/24)
これは長い蝶の夢かも知れぬ。
意味も理由もなく
目的さえも分からぬと
秋の夕暮れに感じる事があるけれど
確かに否定できぬ感情がある。
夢であってもこの想いだけは
はっきりと分かる。
生きていると、これが僕の人生。
君のぬくもりを諦めようと、
かなえられようとも、
この想いはなくなりはしない。
君と楽しく過ごせるとしても
僕は時々山をひとりで見上げるかも知れない。
人生という訳のわからないものを
見ようとして。
(9/20)
寂しがりやのくせして
誰かをいつも求めているのに
まるでひとりぼっちだ。
都会の中で何が癒してくれるの?
笑えば少しは忘れられるの?
その寂しがりやの心は
一体何が癒すんだろうね。
笑っていれば忘れられるけれど、
いつまで色んな人に
色んな声で答えられるものかな。
いつか気付くのかな?
どこまで来たんだろう。
今どこにいるんだろう。
あれ程好きでいたけれど。
今は0から始めよう。
抱きしめなければ
伝えられない気持ちがある。
これ以上近付けない程
近付いて
伝えたい気持ちがある。
君の息づかいのひとつひとつを感じながら
僕は僕を知る。
この気持ちが幸せになる。
君は僕の鏡で
僕は君の鏡なんだから
伝えたい気持ちはいつも
僕自身であり
君の心なんだ。
(6/8)
兵士たちは不安だ。
足蹴にしている民衆よりも民衆に怯えている。
民衆が兵士に怯える以上に。
不安が支配するのは兵士たちをだ。
その服装も、銃も、戦車も、
身の回りにあるそれら全てに包囲され
彼らは不安の中に身を置く。
不安がどれほど彼らの五感を麻痺させようとも
誰も最後まで誤魔化されはしないだろう。
彼らは最後までその不安から逃れられない。
何故彼らは武器を持たぬ民衆に怯えているのか?
後悔が彼らの直ぐ後ろに立っている。
それはもう彼らの喉元をつかんでいる。
兵士たちはみな不安の具象だ。
何度悲しみを味わって
その想いをぶつけてみるのだが、
何度歩いてみても
この街は好きになれない。
女は好きになるがいい。
女はどんな所でもいつでも明るい方がいい。
けれど俺にとって、この街は、
死んでいるのと変わらない。
どのような思い出も、喜怒も、
哀しみも、この街の中にはとどまらない。
どこにも思い出はなく、時間が過ぎてゆくだけの、
そう、滅び朽ちてゆくだけのような。
そんなコンクリートの固まりが
この大地の上にのっている。
どうしても分からなくて
考えあぐねたら
そんなに急いで結論を出すことはないよ
と思うのがいい
そうすると色々な考えが湧きでてくる
YES よりも NO よりもいい考えが浮かぶ
考えあぐねたらちょっと待つのがいい
恋も同じように
どうしてもどうにもならないのなら
結論はちょっと待ってみるといい
少し他の事も見えてきそうな気がする
9/9
こんな恋で終わりを告げるのなら
どこかにもっと愛する恋があるはずです
きみよりももっと愛する人がいるはずです
きっと、これも恋のひとつだろうけど
一番愛したのはみきじゃない
もっと深く愛することができるはず
そんな誰かがきっといるのです
これで終わりの恋じゃない
これが最後になる程
愛したわけじゃない