駅のホームでケンカする人がいる。
僕は電書の中。
子供のような喚き声がする。
気の違った男がケンカしているのか。
駅員と口論している。
さぁ早く電車に乗れと中年の人が飛び乗る。
その駅員は客に対して手は出せないだろう。
相手の男は何者だろうか、
何を思っているか。
このケンカの渦中に愛する人は居ないだろうか。
その人が住んでいる駅だから少し心配になった。
けれど、電車は動き始めた。
けれど、僕は電車を降りなかった。
目的地に着くまで降りれないなんて。
僕は、僕自身に対しても自由じゃない。
自分を縛っているのは自分だと、
誤魔化しているのは誰でもない。
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