2012年4月30日月曜日

暑い、空なぞ見上げはしまい。
その日に、不図、蝉の声を聞く。
見上げると空一杯に這った
木漏れ日達よ。

しゃんしゃんと震える中で、
僕は、確かに、見上げていた。

何故ならそれは
蝉の声を聞くために。
僕は、
君よ、君の周りで蝉は鳴いているか。
君の周りにも、確かに蝉はいるか。

青空が続いているが、
君の上にある空も、
青空か。

僕はその下を立ち去ったが、
それは、また、青空を見なくなった
という事に等しい。

真夏日

ポツンとある
ビルの中からは、何の光りさえなく、
屋外に立つ、電燈だけがある。

夜、人は全て眠った。
ビルの中にある数十の部屋にいる
幾つもの人が
横になって
眠っているのだ。

外に風が吹く。
ビルはそれを受けて
光り輝く水銀灯はあるが
眠った人々を含んで
今にも動き出しそうだ。

その幾十の窓を見ても
20の部屋に分かれているが
その中の一つたりとて
彼女を住まわせていないと
僕は知っている。

2012年4月4日水曜日

仕事ニオワレ シメキリニオワレ

休日ノオ昼ニハ ビッグマックヒトツト コーラノLヲ飲ミ

夜遅クマデ バグヲ潰シテハ コーディングシ

三田ニ破綻シソウナプロジェクトガアレバ

コワガラナクテイイト オテツダイヲシ

新木場ニ 新シイ仕事ガアレバ

ツマラナイカラヤメロト 仕事ヲモライ

自分ノ会社ニモドレバ 何モイワズ

気ノ置ケル連中トハ 大キナ事ヲイフ

後藤サンノ様ニ 仕事ニ励ミ

理不尽ナ仕様ニハ 涙ヲ流シ

作リ込ミガ遅レテ オロオロ歩キ

バグヲ ダシテハ

ツカエネェート イワレ

オマエコソ チャント見積モレヨ ノ言葉ヲグットノム

タダ

可愛イ妻ヲモチ 子供ニ恵マレ

徹夜トショウシテハ タマニ人妻ト不倫ヲス

ソフイウ者ニ ワタシハナリタイ

「プログラマノウタ」

(2000/03/11)

2012年4月2日月曜日

春が来た。
春が来た、
土が日に照って
ふんわりと
温かく、
だから、
和風に乗って
匂って来る。

春が来た、
春が来た。
道沿いに歩けば、
ほれ、
和風の中に
人の居ぬ畑が見える。
春先、早く、
雨は、雪より冷たい。
春先の夜、
降る雨は、
櫻を見た後で、
気付けるだろうか。

雨が降って散った櫻も、
偶然見た訳ではない。
今日と言う日になれば。

散った櫻を見た事はあるが、
冷たい雨を見ていると、
水溜りが実に不思議だ。

春先の夜に、
電燈が点っている・・・
滴も垂れている。

雨で流れた後の花弁を見た事も、
その日には、未だ遠く、
思えば日々は、日毎に過ぎてゆく。