すっごい吹雪の中だった
じいっとその鳥は
嵐の通り過ぎるのを
待っていた
僕はちょっと寒いふとんの中で
寝ていた
次の日起きたら
鳥は晴れた足跡が一つもない
雪の原の上を飛んでいた
ぶるっと一回身を振るわせて
自分に積もった雪を払ったに違いない
太陽の明かりが眩しくて
目を細めたに違いない
空を飛んでいる鳥を見ていた
温かな家の中から見ていた
どこへ行くんだろう
飛んで何をしに行くんだろう
いや本当にそんな事を思うよりも
飛んでいる鳥の方がいい
カァと一声鳴いて飛んでいた
(1997.09.08)
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