不意に現れて
窓の外で
みいみいと鳴く白黒ぶちの子猫
白いミルクを差し出すと
全部飲み干して
まだ何かをねだっていたっけ
どうやって
生きてきたかも知らないが
何回か会った時に
そっとなでてみた
逃げる訳でもなく
ただなでられていたっけか
何もあげるものがなくて
追い返したことも
あったけど
夏の終わりに近くなって
しばらく見ないかと思ったが
それっきりにいなくなった
今もどこかで生きているかも知れない
それでよしとしよう
もうどこかで息絶えたのかも知れない
それでもよしとしよう
あまりに不幸でなければいいと
そう願うだけなのだ
(2000.08.06)
0 件のコメント:
コメントを投稿