23回目の秋がきました。
二度と会えないこの空を見る哀しみを
遠くにいる君は分かってくれるのだろうか。
同じ空など君と僕の所にはない。
空に青色の雲がたなびき
赤く染められて流れてゆく。
この地上で
空は僕の方へと流れる。
これは終末の空だ、
だが、
僕たちは自由だ。
広い広い夜の空の下に光る月がありました。
十五夜の白く輝く月でした。
まっ暗な部屋で寝ころんで見上げるその月は
窓辺にやってきた、異国の人のようであり
太古以来変わらず、
人が変わっても、
輝く月でした。
せつない歌はもう終わりました。
今は哀しい歌です。
秋の空に感じる青色に染まり
溶けてゆきたい。
夜の道をゆくあの雲の大団にのり
どこかに連れていってもらいたい。
風が吹いて、僕はどこにも行かない。
ここに居る。
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