誰が悪いという訳ではないけれど
誰にも責任がない訳じゃあない。
この街は、忘却の街だから、
人から大切なものを次々と奪ってゆく。
だから、街を歩く人々は、何も覚えていない。
家路を行く多くの人達よ、
忘れてしまったかも知れないが、
全ての人に責任はある、僕にも。
祈りは余りに悲しくて、
世界の中で支えきれるのだろうか。
昨日まで帰ってくると信じていた、
その一人の人間を、
世界の全てが、今、殺そうとしている。
暗闇の果てに街明かりがあって、
大きな川が流れている。
降る雨が、やさしい雨であるように。
これが世界というやつなのだ。
重たく肩の上にのしかかってくる、
僕の友人を殺そうとして、
人を悲しませるのが、
僕達の地球だ。
僕は信じている。
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