2012年7月2日月曜日

太郎が抱かれながら見た雪は、
母に抱かれて見た雪だった。

暗闇の中に積りゆく里を見ていると
それはしんしんと泣いていた。

山に降れ、
海に落ちろ、

この一瞬が幻ならば、
何故、母が駆けてゆくのであろうか?

(11/27)

太郎をねむらせ、太郎の屋根に雪ふりつむ。
次郎をねむらせ、次郎の屋根に雪ふりつむ。
三好達治 - 雪

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