黒い学生服の下
豊かに膨らんだ胸に
あたたかな君を見るのは
僕の勝手な思いつきでしょうか
紙が風に吹かれて
赤い頬をさせて階段を上がってくる
君が一瞬こちらを見たと思ったのは
僕の単なる自惚れでしょうか
デパートのエスカレータ
君が居る事を知り君を見ていると
君がだんだんと僕に近付いて来た
これも単なる偶然でしょうか
学校で僕はいつも君を探している
それなのに君はなかなかいない
教室の中で扉一枚で
たった5m離れているだけで
僕らはもうどうしようもないと
嘆いてしまうのは
単なる悲しさでしょうか
この空がどこまでも続いていて
この僕の見ている星を君も見ている
そんなことを思って喜べないのは
それが偽りだからでしょうか
それとも弱さでしょうか
空も星もこの大地でさえ
僕には何の関係もない
ただしっかりと君の手を握っていたい
それ以上のものなど何もいらない
ただお互いの顔を見つめていたい
そしてその時になって
初めて星明りが欲しいと
願いだけなのだ
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