重ねてきた重みが違う。
愛情の積み重ねが違う。
そいつの所に積み重なって、
僕の中から全てが失われてしまう。
それは死に等しい。
この別れは死別に等しい。
だから泣けてきた。
嗚咽した。
その事も信じる事が出来なくて
いつまでも幻想の中を生きてきた。
泣いた。
積み重ねてきた重みが違う。
注がれた愛情が違う。
君が君の愛したその重みが
僕ではない。
でも――
いいや、僕の心の中に満ち溢れるその想いは
時間や想い出の数なんかよりも
もっと強力だ。
まるで全てを失ってしまうくらいに。
(1997.07.16)
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