もう遠い昔
もっと僕が幼かった時
僕は始めて恋を知った
君に会った時だ
僕は教室で
どんなだったろう
今は悲しむように
思い出すしかない
もっと幼い恋ならば
僕はこんなことも考えず
ただ生活の中で
あなたがいればよかったでしょう
でも今の僕は違うのです
僕のこれまで見てきたものの
すべては
すべて君というフィルターを通さなければ
もう思い出す事が出来ないのです
僕にとって僕の想い出は全て
あなたに聞かすための物語となったのです
もっと幼い恋ならば
僕は僕の為に自然の中で
寝転ぶこともできたでしょう
しかし今の僕は
草の息吹も花の香りも
そして木々の風も
すべてあなたに贈る贈り物と
なってしまうのです
あなたとの暮らしを勝手に想像して
これからあるべき生活を考えてみるのは
実に楽しいことです
しかし忘れてはなりません
その考えは一息ついた途端に
すべて忘れてしまってると
いうことを
(11/09)
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