秋の風吹く日にあなたを・・・
口ビルと口ビルを重ね口づけをしよう。
手と手を合わせその温かい胸に押し当てよう。
空を覆う雲。
そこから冷たい空気が落ちている。
手をカサカサにしてしまう風が
落ち葉を散らし
土を冷たくしてしまう。
かじかんだ手をポケットに突っ込んでも
温かくならない。
冷たい風が降ってきたその日には
あなたの手を取り
温かい息を感じ合うのです。
きっとあなたの温かさが
その頬を赤く染めてしまうでしょう。
そして僕を見上げるその瞳は
あなたをますます温かくするのです。
明日は学校です。
少し早目に家を出ましょうか。
人の少ない校舎の中には
まだ秋の冷たい風が潜んでいます。
白くもない廊下を歩けば
その風が僕の目を潰そうとするでしょう。
眼鏡をかけて僕はまっすぐに
そして校舎の横にある
黄色い葉をつけている木の下で
僕はじいっと待つのです。
あなたが赤く染めた頬と風に遊ばれた髪と
そして白い息をはずませ
急ぎ足でやって来るのを。
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