あれ程好きだと
言っていたのに
君の顔さえ想い出せない
消え去ってしまいそうな
その想いをとどめようとするけれど
大きな
大きな波が覆い尽くしてゆく
僕は運命を抱きしめようとしているか
運命の波の前で立ちすくみ
その海へ
船出へと
水に足を付けるのを怯える
子供のように
立ち止まっていないか
座っていても船は動かない
泣きながら
神に助けを求めながら
初めて船は嵐の中を行く
僕はみじめな船でもいい
その海へ飛び込んでゆく
(1997.07.02)
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