2014年1月24日金曜日

風が通り過ぎてゆく
いつの間にか

声は聞こえなくなった
僕は動かない

この足で歩いてゆくから
風の舞いを見上げる

僕らをもう乗せてはくれない
遠くに行くことになるよ

遠くの木を揺らし
通り過ぎてゆく

僕は見送り
そして、また会える日を願う

人間は遠くへとは行けない
いつでも自分の目の前を歩いてゆく

どこまで行っても僕はここにいる
だから僕らは声をかわすのだ

(1996/07/10)

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