2013年6月3日月曜日

東へゆく。
未だ見ぬ山を越え
西へゆく。
やさしいあの娘が住むという。

遠い昔、髪を振り乱した若者が
通った山路を
風のように駆けてゆく僕の心。

北へゆく。
氷の世界で生きる
南へゆく。
誰もいない世界にも言葉はある。

この木は僕を見ている。
遠い昔にここを歩いた人と
同じまなざしで同じ息吹で

東へゆく。
僕が愛するあの人を迎えに
西へゆく。
瑞穂の国は刈り入れ時だ。

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