2011/01/23
不安ばかりの空は外つ国の春。防人の口笛です。
2011/01/27
絶望できるのなら奇跡を信じる事もできる。絶望する状況などない、絶望する力だけがある。ミミズは死の淵でも絶望しないかわりに奇跡も見ない、ただ前に這ってゆく。
2011/01/27
ミミズくん、ミミズくん、君は絶望したりしないの、そんなの聞いても分かんないよねぇ。
2011/01/28
梅が咲く、満開ひとり
2011/01/28
梅が咲き、満開の梢高く
私は一人空を見上げる
2011/01/28
障子越しの揺れる枯れ草
2011/02/01
とにもかくにも最後は不安に集約する。
2011/02/10
涅槃に幇間
2011/02/17
相手の未来をどう思うかがあなたの原色。
2011/02/19
橋とは天上と深遠を切り裂く装置だ。遠くに地平が見える。あれが世界だ。
2011/02/21
梅の枝に咲く青空の下を歩く
2011/02/25
見るなら外から。感じるなら内から。考えるなら空にして。
2011/03/5
ご破算願いましては、価値観なり、歴史なり、日常では。
2011/03/09
停滞した緩やかな下り坂を降りる日
2011/03/09
私を深海へと沈めて、バチスカーフ号!
2011/03/09
私を深海へと連れて行って、バチスカーフ号!
2011/03/13
福島第一原発、第二原発の現場で作業している人がいま口ずさんでいる曲。
2011/03/14
兎に角これから気持ちが沈み込んではいけない。今が分岐点。
2011/03/16
もうわけわからん。夜の暗闇が彼らを引きずり込んでいるのだ、照明を、焼き切れるほどの明かりを。
2011/03/28
強いとか力とか、これが悩み抜いた末に選んだ言葉なのなら絶望する。悩みもせずに選んだのなら辟易する。
2011/03/30
菜の花の沖という名を持つ福島県沖を指すもう一つの小説が生まれてもいい。
2011/04/23
桜の散るなかを防護服の記念写真。空は晴れていて音もなく静か。これがこの星なのだと。
2011/04/23
雨が降ってウランを冷やす今年の春です
2011/05/02
春の風は強いと言いますが、(その風のせいで)文鎮を外した紙が散乱しなければいいのですが。
2011/05/08
暁の 空の遠くに
2011/05/10
ポワワワ~ンと空の箱が生み出されまして、そこに色や形や時間や人が巡りまして、それがクルクルと動き始めた所をパシャリと切り取れば、それで真空に色付けした風景の出来上がりです。
2011/05/19
人が津波の様に押し寄せては流れてゆく。その思考や感情のうねりは引くことのない波だ。海岸にいる虫が何もなかったかのように歩いているのに、意味のない言葉をノイズにせずにはいられない。だけど、あの日から何も語れずにいる。
2011/06/12
石の動きも水の流れの如し
2011/06/17
雨粒が夜明け前では水の音
2011/06/21
嵐の前のような曇天が好きだ。暗い雲が次第に青空を覆い風が強くなってくる。遠雷が鳴り、カラスの群れが飛ぶ。ゴッホのカラスそのままに。
2011/06/26
東京にないのは空ではなく山だと思う。阿多多羅山だっけ。伊勢まで来ると山が違うなぁ。
2011/06/27
近鉄特急のオレンジ色の配色は昔は酷いと思っていたけど今見ると悪くないなぁ、と言うかいい。
2011/07/01
近くの雷は流石に音が違うねぇ。♯だね。遠くのは、どうもモコってていけねぇや。
2011/07/05
時間はその延長線上にあるんだけど其れ以外は断崖になってると思うよ。
2011/07/12
夕方の暮れた頃、皇居のお堀をテクテクと歩いた。風が吹いていた。風の歌、水のほとり。これが東京の夏なんだと思った。
2011/07/16
雪解けの祈りなき水の透明
2011/07/25
設計と運用、構造と運動、性質と関係、始点と影響、存在と時間、雲と風、雨降る日の音楽、解析とシミュレーション、昨日と明日の狭間にあるもの。
2011/07/28
音を立て屋根を叩くは夏の雨
2011/07/31
何にもしないというのが生きるってことなんだなぁ
2011/08/10
星の声に答えるかのよに蝉の音
2011/08/15
鳴く蝉や枝先青く沈む空
2011/08/21
幻想と言う名の素粒子があちらこちらに散らばった崩壊熱の観測です。突然のべき乗則の運命に流された塵の降下物です。小さな小さな誤りが大きな大きな結晶となり臨界を望む元素です。
2011/08/22
500系がこだまとして走ってる。落ちぶれたエリートの左遷感がたいへんによろしい。
2011/08/25
ふと秋の音色に変わる蝉の声
2011/08/25
ふと秋の風に聞こえる蝉の声
2011/08/26
夜に突然の蝉の鳴き始める
2011/08/26
夜更かしの静けさ蝉の声涼し
2011/08/28
青空の高き雲風の冷たさ
2011/08/31
雨音の続くしとねの匂いかな
2011/09/04
涼しさや林に消えゆく蝉の音
2011/09/08
北海道に来てるんですがこちらもいい天気です。秋の快晴かな。
2011/09/14
始まりの笑顔が結ぶ秋の空
2011/09/14
高き空に泳ぐ魚の如くなり
2011/09/14
涼しさに歩き続ける秋の芝
2011/09/17
二十Q玉袋ローンはいやや
2011/09/19
白き腕映える夕暮れ晩夏かな
2011/09/21
秋雨の音の激しさ流れてく
2011/09/22
雲暑く薄暗がりに雨が降る
2011/09/22
道が二つしかないなんて可哀相
2011/09/25
絶え絶えに千年先へ蝉が鳴く
2011/09/25
途切れつつ聞こえる蝉やたれか聞くや
2011/09/27
始めにしてこの世の最初の元素なり炉を壊すのはもうやめたまえ
2011/09/28
来年の春、草木が芽吹かず虫がいなくなるのであればそれは大変な事だ。騒ぐなら来年の春が沈黙してからだ。
2011/09/28
寒けさの夕来たりなば風香る山の静まり落ち葉音して
2011/10/02
古家へ稲穂を渡り風が来る
2011/10/05
見上げればどこかにかある金木犀
2011/10/05
風もなくたたずむ香り金木犀
2011/10/14
暖かな秋通り過ぎ暮れゆかれ
2011/10/17
雲白く秋を染めたる月ひとつ
2011/10/17
高くあり朧月夜のこの真上
2011/10/17
深海が好きな者は深く探求するし、空が好きな者は広く探求する。宇宙が好きな者は高みを目指し、大地が好きな者は道を目指す。
2011/10/18
草むらに音のするなりくらし秋
2011/11/01
木陰から冬の生まれる昼間かな
2011/11/01
鯉一つ二つ緋鯉三つ四つ
2011/11/11
稲穂なき秋の田んぼに草も枯れ
2011/11/11
夕暮れは柿木色の落ち葉かな
2011/11/13
海と空 境界線の 命かな
2011/11/14
幾重にも重なる雪に光さす松の青葉に水の流るる
2011/11/17
暖かさひらり冷たさひらりあき
2011/11/19
ふるさとは 山の夕暮れ 柿の木染め
2011/11/20
雨落つる枯れ葉と池の止まぬ音
2011/11/27
静けさの星の瞬き冬近し
2011/12/02
寒さよ雨が連れてきた寂しさよ
2011/12/11
天空の子供見たりし欠けた月
2011/12/13
ゆっくりとまう鳥になり空を見る
2011/12/13
はらはらと木の葉が落ちてまた落ちて
2011/12/13
とめどなく落ちる枯れ葉の雪に似て
2011/12/13
死した赤とんぼ乾いて草に居て
2011/12/14
赤とんぼ願成就して朽ちている
2011/12/17
雨上がり雲の過ぎたる日差しかな
2011/12/21
三笠山月は登りて日は落ちて
2011/12/21
月の下半身から冬や滴り落つ
2011/12/23
なにもない 今日はてんちゃん 誕生日 明日は混むから 行くなら今日だ
2011/12/25
雪の降るしんしんと音すなり里
2011/12/25
最後の雲。
2011/12/30
下弦浮き凍える波を切り裂いてビルの合間にうっすらなる月
0 件のコメント:
コメントを投稿