I.
雨に濡れた桜は
いつもより紅く
頬を染めた女のようだ
艶めかしくあえぐ
女の色のように
染められて
思い出すこともある
明るい春の雨の中で
花びらが美しく
輝いているが
もうすぐ散ってしまう
その女のように
消えてしまうのだ
II.
雨に濡れた桜は
朱に染まり
頬を染めた女のようだ
いつもより
艶めかしく
それは女の色を
思い出す
春の雨に濡れて
花びらが明るく
輝いている
二、三日すれば
散ってしまう
女が消えてゆくように
(1998/04/07)
0 件のコメント:
コメントを投稿